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    【滞】2年目に行く新婚旅行で祇園祭真っ最中の京都 7/14その2

    カテゴリ【滞】:京都での滞在記録
    ~備忘録も兼ねた京都での行動記録です。基本、取材旅行の過密スケジュールなので観光の参考にはならないと思います。後日、他のカテゴリで大きく取り上げる部分はさらっと流します。


    ミニブログコーナー:毎日暑い日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。暑いと何にもする気が起きません。もうすぐお盆休みですが、今年は仕事でジャストの時期にはとれそうにないので、どこにも行かず、家でゆっくり過ごそうと思っています。送り火中継は今年もBS11でやってくれるし。
    7月14日(日)の滞在記録その2

    嵐山・いこい_R01.07.14撮影
    嵐山・いこい R01.07.14撮影

    保津川下りを下船して、まずは嵐山で昼食。妻が湯豆腐を希望していたのですが、当然高級店ばかり。探していたら、川沿いにちょうどお手頃な店が見つかりました。湯豆腐の定食が1,500円程度だったと思います。安く食べたいならおススメです。

    渡月橋_R01.07.14撮影
    渡月橋 R01.07.14撮影

    雨はまだパラパラと降っています。渡月橋を渡って、中之島公園を抜け、阪急嵐山駅へ。桂乗換で烏丸下車。いよいよ祇園祭の京都市内へ突入です。

    四条通・長刀鉾_R01.07.14撮影
    四条通・長刀鉾 R01.07.14撮影

    地下から四条通に上がって、最初に目に入ったのは曇天に聳える長刀鉾。いよいよ、夏の京都にやってきた実感が湧いてきました。心の中で号泣しています。

    四条通・函谷鉾_R01.07.14撮影
    四条通・函谷鉾 R01.07.14撮影

    四条通を西へ。鉾が大通りに並び立つこの光景を見ると、いつも「世界よ、これが京都だ!」というフレーズが浮かんできます。(元は「アベンジャーズ」の「日本よ、これが映画だ」)

    四条通・月鉾_R01.07.14撮影
    四条通・月鉾 R01.07.14撮影

    歩道は大混雑で、立ち止まって写真を撮ると警備の方に注意されます。歩みを止めず、人にぶつからないようにバスの合間の月鉾の写真を撮りました。

    新町通・放下鉾_R01.07.14撮影
    新町通・放下鉾 R01.07.14撮影

    函谷鉾、月鉾を眺めながら、混雑する四条通から新町通りへ。大通りから細い道に入っても、人の数は変わりません。とりあえず、疲れてもいることもあり、放下鉾を通り過ぎてホテルへ向かいます。

    三井ガーデンホテル京都新町別邸_R01.07.14撮影
    三井ガーデンホテル京都新町別邸 R01.07.14撮影

    本日のホテルは、外観が町家になっている京都らしいホテルです。前から一度、泊まってみたいと思っていました。朝、駅で手配した荷物も無事届いていたので、チェックインしてしばらく休憩、入浴したりしました。

    蟷螂山_R01.07.14撮影
    蟷螂山 R01.07.14撮影

    6時過ぎから外出しました。まだ外は明るいです。ますはホテルから一筋西の西洞院通の蟷螂山へ。二年連続、山一番を引き当てた蟷螂山は、私の推し山でもあります。雨が降っているのでビニール越しですが、久方ぶりにあのカマキリに出会うことが出来ました。

    蟷螂山_R01.07.14撮影
    蟷螂山 R01.07.14撮影

    カマキリみくじは行列になっており、雨も降っているので並ぶのは断念です。明日の朝、一人で見に来ることにして、食事に出かけることにしました。

    郭巨山_R01.07.14撮影
    郭巨山 R01.07.14撮影

    一旦、四条通に出て、タクシーを探しつつ歩いたら、裏道をグルグル。ようやく烏丸蛸薬師でタクシーを捕まえて、木屋町三条へ。今晩は先斗町か木屋町で夕食と決めていましたが、どの店も混んでいたり、今夜の気分に合わなかったりで今度は先斗町を行ったり来たり・・・

    インドの青鬼_R01.07.14撮影
    インドの青鬼 R01.07.14撮影

    1軒目は先斗町の中華寄りの居酒屋の華めぐり。2階の座敷で食べた四川風の麻婆豆腐が美味かった。そのあと、先斗町の突き当り、歌舞練場近くのThe Highburyというパブへ。二人とも大好きな"インドの青鬼"というIPA(ビール)を楽しみました。

    長刀鉾_R01.07.14撮影
    タクシーの中から長刀鉾 R01.07.14撮影

    もう少し、京都の夜を楽しみたかったのですが、旅二日目で疲れており、雨なので少し早めにタクシーで帰ることに。をタクシーで河原町から四条通を経由して、ホテルへ戻りました。
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    テーマ:京都 - ジャンル:地域情報

    2019.08.06 | | Comments(0) | Trackback(0) | 【滞】京都での滞在記録

    【滞】2年目に行く新婚旅行で祇園祭真っ最中の京都 7/14その1

    カテゴリ【滞】:京都での滞在記録
    ~備忘録も兼ねた京都での行動記録です。基本、取材旅行の過密スケジュールなので観光の参考にはならないと思います。後日、他のカテゴリで大きく取り上げる部分はさらっと流します。


    ミニブログコーナー:今年春先に,自宅の鉢植えの梅が20数個も実が!ネットで調べると瓶に角砂糖と一緒に入れて数か月放置すると、シロップが出来るということで試してみて、ようやく昨日瓶を開けてみると、とても濃厚な梅の匂いの梅シロップが出来ています。煮沸して梅サワーにして飲んでみたらとても美味かったです。来年もまたたくさん実が付くといいなぁ。
    7月14日(日)の滞在記録その1

    京都駅の祇園祭_R01.07.14撮影
    京都駅の祇園祭 R01.07.14撮影

    遅ればせながら、2年目の新婚旅行(お互い再婚)です。前日は大阪なんばのモントレグラスミア大阪泊のため、地下鉄でなんばから西梅田乗換え、JR大阪からの京都線で10時前に京都入りしました。祇園祭真っ只中の京都、駅の中央改札の正面は各山鉾の提灯がお出迎えです。

    京都駅八条口・デリバリーサービス_R01.07.14撮影
    京都駅八条口・デリバリーサービス R01.07.14撮影

    スーツケースを転がして歩くのも面倒なので、まずは一旦、改札を出て京都駅八条口最西端の荷物のデリバリーサービスへ。1,000円で夕方までに宿へ荷物を運んでくれるサービスが駅にあるのはとても助かります。待つこともなく、すぐ受け付けて貰えたのもラッキーでした。

    梅小路京都西駅_R01.07.14撮影
    梅小路京都西駅 R01.07.14撮影

    いつものことですが、満員に近い嵯峨野線に乗車。3月に開業した新駅・梅小路京都西駅と初対面。京都駅から一駅目ですが、意外に降りる人が多かったのに驚きました。京都水族館や梅小路公園があるからでしょう。

    トロッコ嵯峨駅_R01.07.14撮影
    トロッコ嵯峨駅 R01.07.14撮影

    30分ほど早めについてしまいましたが、駅前の食事をできそうなところも11時半開店なので、駅周辺で適当に時間を潰しました。嵯峨嵐山駅周辺で、この時間、食事は取れない予想は出来ていたので、食事はしていてよかった。相変わらず、朝からかなりの人出です。

    トロッコ列車_R01.07.14撮影
    トロッコ列車 R01.07.14撮影

    予約していたトロッコ列車へ乗車しました。11時2分発、嵯峨野5号、当然のことながら満員です。これが全員、保津川下りに行くのなら、乗れないかもと少し不安になります。(保津川下りは10名以上でないと予約できないのです。)

    トロッコ列車から保津川_R01.07.14撮影
    トロッコ列車から保津川 R01.07.14撮影

    トロッコ嵐山駅、星のや京都を過ぎ、青紅葉の風景を楽しみながら列車は進んでいきます。景色の良いところで列車を止めてくれるサービスも健在です。天気は曇っていますがやや蒸し暑いので、車窓から入ってくる空気がとても心地よい。

    トロッコ保津峡駅_R01.07.14撮影
    トロッコ保津峡駅_R01.07.14撮影

    トロッコ保津峡駅は付近に人家もないため、ハイキング客が利用するだけの駅ですが、2時間ドラマの舞台でもよく使われるそう。駅に停車すると、奇妙な人物が列車に乗り込んできました。青の作務衣のようなものを着た、明らかに不審な人物です。

    鬼と記念写真_R01.07.14撮影
    鬼と記念写真 R01.07.14撮影

    乗り込んできたのはなんと鬼!でした。座席を回りながら、私たちとスリーショットの写真を自撮りで撮ってくれるサービスぶり。車内は結構盛り上がっていました。

    車内写真サービス

    また女性スタッフが車内でスタッフが記念写真を撮ってくれて、降りるまでの短時間、多分10~15分位で焼いて台紙に付けてくれるサービスも(1000円)。台紙は電車が立体的に見える特殊な加工です。乗車時間は計23分、トロッコ亀岡で下車し、バスで保津川下りの待合所へ。途中、ⒿR亀岡駅前に建設中の京都スタジアムが見えました。大きい!

    保津川下り待合所_R01.07.14撮影
    保津川下り待合所 R01.07.14撮影

    トロッコ嵯峨駅で「保津川下りの午前中の受付は終了しております。」というアナウンスがあったため心配していたのですが、乗船の申し込みは思ったほど混んでおらず、30分ほど待つだけで乗ることが出来ました。料金は大人一人4,100円(税込)です。

    保津川下り乗船所_R01.07.14撮影
    保津川下り乗船所 R01.07.14撮影

    二人連れだったので、最前列の席を案内してもらえました。最前列は4席なのですが、右側2席は操船に使用するため、左側2席のみが座席となっています。私は外側に座りました。二人とも足元にあるビニールシートを、波除にするように指示されます。この日は水嵩が結構多いとのことです

    保津川下りの船首_R01.07.14撮影
    保津川下りの船首 R01.07.14撮影

    朝から京都は曇り空、ポツポツと雨が軽く降ってくる中、船がスタートします。船は4人の船頭が操船し、船首を3人、船尾を1人が担当、まずは田園風景の中、ゆったりと川を下っていきました。船頭さんの軽妙なトークや、定番(と思われる)船頭ギャグも川下りを楽しくしてくれます。

    保津川下りから見るトロッコ電車_R01.07.14撮影
    保津川下りから見るトロッコ電車 R01.07.14撮影

    亀岡へ向かうトロッコ電車と遭遇すると、乗客はお互いに手を振りあいます。トロッコ電車の線路はまっすぐですが、川はくねっている為、この後、船は何回も、トロッコ電車と行き交います。

    倒木に覆われた山_R01.07.14撮影
    倒木に覆われた山 R01.07.14撮影

    トロッコ電車からも見えましたが、昨年9月の台風21号の爪痕が各所に残っています。渓谷の山肌が倒木に覆われている場所では、自然の力の凄さを垣間見た気がします。

    ラフティングのボート_R01.07.14撮影
    ラフティングのボート R01.07.14撮影

    何回かラフティングのボートとも出会いました。これも保津川下りの会社が運営しているそうです。私達よりもさらに水に近くて気持ちよさそうです。

    山陰本線の鉄橋_R01.07.14撮影"
    山陰本線の鉄橋 R01.07.14撮影

    山陰本線の鉄橋を下から眺めます。この辺りから、雨が少しづつ激しくなってきました。船の底も飛び込んできた波でびしょびしょな状態です。サンダルで乗ってよかった。

    トロッコ保津峡駅_R01.07.14撮影
    トロッコ保津峡駅 R01.07.14撮影

    トロッコ電車で鬼が乗り込んできた、トロッコ保津峡駅を通過。残りはあと1/3程でしょうか。この後、船頭さんが器用に舟に骨組みを建て、屋根をつけてくれました。

    落合の崖_R01.07.14撮影
    落合の崖 R01.07.14撮影

    時代劇や2時間ドラマのロケ地でよく使われる落合の崖です。7年前のこのブログの初期の頃、紹介しています。今回の船頭さんの一人は、保津川下りの中で最高齢のベテランだそうなのですが、8月に放送される「科捜研の女」に出演されたそう。



    最後の急流の動画を1分ほど撮影してみました。最後の船頭さんの動きも見物。過去に4回は乗っていると思いますが、水量が多く、一番スリリングだった気がします。

    売店船_R01.07.14撮影
    売店船 R01.07.14撮影

    嵐山の手前で売店船がドッキングしてきます。売店船はエンジンがついているので、船頭さんはここでようやく休息できます。そろそろ、空腹になってきた私たちも舟越しにみたらし団子を購入しました。

    船上で記念写真_R01.07.14撮影
    船上で記念写真 R01.07.14撮影

    船頭さんにお願いしてスマホで記念写真を撮って頂きました。川の流れが速かったせいか1時間ちょっとの船旅でしたが、十分満足できました。(続く)
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    2019.07.28 | | Comments(0) | Trackback(0) | 【滞】京都での滞在記録

    【巡】2年目に行く新婚旅行京都プラン

    カテゴリ【巡】:京都の旅行計画プレゼン
    ~おススメの京都の旅行コースをプロデュース、またの名を京極観光社。


    ミニブログコーナー:この時期になって風邪をひいてしまいました。昨日の午後、本日と仕事を休んで必死に回復に努めています。何とか週末までに直さないといけません。いつまでも梅雨が明けない不順な天候にやられたようです。早く蟷螂山に会いたい!
    魂京都のヘビーユーザーの方はご存知かと思いますが、私、2018年1月1日に再婚しております。先日、妻より「新婚旅行まだだよね」という要望を受け、7月に大阪・京都旅行を企画しました。2泊3日の国内旅行で新婚旅行にはちょっと物足りないかもしれませんが、お互い仕事があるもので・・・

    ちなみに大阪京都にしたのは、魂京都を主宰する私の力業も若干あるのですが、妻からは、一緒にいる時はツイッター、ブログの更新はしないことを守るなら京都に行ってもいいと言われております。(これは結婚前に二人で京都を旅行した際に、私がSNSの更新に夢中になっていたためです。) また妻はあまり体が丈夫ではないので、今回は余裕を持ったプランを立ててみました。ご紹介するのは1日目は大阪梅田に宿泊するため、2日目からのプランになります。

    大阪駅→(9:15発/JR京都線新快速・9:44着/京都駅乗換・JR嵯峨野線/9:58発)→10:09着/嵯峨嵐山駅→徒歩→トロッコ嵯峨駅→(11:02発/嵯峨野観光鉄道/11:25着)→トロッコ亀岡駅

    トロッコ電車で青紅葉を楽しみつつ、市内よりは涼しい保津川下りに向かいます。トロッコ電車のみ予約です。難点なのは、2人では保津川下りの予約が取れないので、時間が読めないこと。電話で問い合わせたところ、1時間から1時間半は待つのではないかということでしたが、待合所はエアコンがついているので、ここは待ってみることにしました。

    嵐山に14時半頃到着し、遅い昼食は嵐山近辺で済ませます。湯豆腐が食べたいというリクエストなので、船着場から渡月橋までの間の和食の店を楽しもうと思います。

    嵐山駅(阪急嵐山線・桂乗換・阪急京都本線)→烏丸駅

    今回は東武トップツアーズのJRセットプランで、宿は三井ガーデンホテル京都新町別邸を予約しました。早めに宿に入り、休憩。この日は祇園祭前祭の宵々々山なので、夜は山鉾を見て回りつつ、食事します。ホテルから一筋東の蟷螂山(今年、2年連続の山一番)、四条通りに出て月鉾、函谷鉾、長刀鉾の壮観な眺めを楽しみ、四条烏丸から三条大橋まではタクシー。三条側から歩いて先斗町で食事という感じでしょうか。帰りが近くなるように先斗町を南へ下るプランです。

    二日目はややゆっくり9時半頃出発する予定です。(私は一人で早朝散歩をしようと思ってます。) 妻が朝食がラーメンでも構わないと言うので、"ますたに"の北白川本店へ。休日の昼食は近所のスーパーで売っている、ますたにの生ラーメンをよく食べているので、本物を本店で食べてみようというわけです。朝ならそれほど並んでいないと思います。ホテルからタクシーで向かうつもりです。

    タクシーで三十三間堂へ。約千体の仏像が並ぶ光景は、妻をきっと驚かせることができると思います。私が京都プランを作る時に絶対に入れるスポットです。

    七条駅→(京阪本線)→中書島駅

    月桂冠大蔵記念館を見学、目的はお酒の試飲です。二人とも酒飲みなのでここを楽しみにしています。ラーメンの後の日本酒というのが少し心配です。

    中書島駅→(京阪本線・東福寺乗換・JR奈良線)→京都駅

    本当は伏見稲荷を見せたいのですが、今回は余裕のあるプランを作るということで我慢しています。京都駅に戻ったら、駅付近で適宜お土産を購入して、14時半頃の新幹線で帰ります。

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    2019.07.11 | | Comments(0) | Trackback(0) | 【巡】京都の旅行計画プレゼン

    【石】但称の石仏を巡る~その3 御室・蓮華寺②

    カテゴリ:【石】京都の石仏~雨の日も風の日も京の街を山を水辺を護り続ける"いしぼとけ"達


    ミニブログコーナー:今回の但称仏の記事は、魂京都にしては桑原町以来の大作になっています。いかがでしょうか。ネットを見る限りでは、但称仏のことを書いた記事の中で、一番写真の多い記事ではないかと自負しています。そして先週はとうとう、東京の養玉院如来寺にも取材に行ってきました。但称仏の記事は、他の小ネタも挟みつつもうしばらく続きます。お付き合い下さい。
    蓮華寺・後列の石仏群_H31.02.09撮影
    蓮華寺・後列の石仏群 H31.02.09撮影

    後列には、様々な形態の十一体の石仏群が並びます。こちらも周りを生垣で囲われていますが、像によっては、後ろから銘が確認できました。どれも大きな破損はありませんが、指先や法具など細かいものは磨耗していたり、石質の変化もあって相応の年季を感じます。

    蓮華寺・後列の石仏群_H31.02.09撮影
    蓮華寺・後列の石仏群 H31.02.09撮影

    因幡薬師の住職の証言によると、但称仏四体が因幡薬師にやってきたのは、昭和より前の時代ということなので、現在、因幡薬師、本圀寺にある四体の石仏が持ち出されたのは、現在の蓮華寺からではなく、音羽山の山中からと考えられます。

    蓮華寺・石仏群・尼形坐像_H31.02.09撮影
    蓮華寺・石仏群①・尼形坐像 H31.02.09撮影

    後列の石仏群を、向かって右側から紹介します。合掌している尼の坐像は平太夫の母、妙珍です。顔が大分摩耗していますが、女性らしい穏やかな表情をしているように見えました。台座の表側に銘があり"母妙珍 樋口平大夫家次(花押)"と刻まれています。

    蓮華寺・石仏群・地蔵立像_H31.02.09撮影
    蓮華寺・石仏群・地蔵立像② H31.02.09撮影

    右手に錫杖、左手に宝珠を持つ地蔵菩薩立像です。背面には"樋口平大夫家次(花押) 作但称(花押)"との銘があります。但称仏の首が無い、撫で肩という特徴がよく表れています。

    蓮華寺・石仏群・地蔵立像の銘_H31.02.09撮影
    蓮華寺・石仏群・地蔵立像②の銘 H31.02.09撮影

    背面の銘の"平太夫家"と"但称"の文字を写真に収めることが出来ました。

    蓮華寺・石仏群・僧形坐像_H31.02.09撮影
    蓮華寺・石仏群・僧形坐像③ H31.02.09撮影

    台座の表側に"天正十三 三月 父梅岳 道春 樋□ 平大夫 家次 立之"とあることから、これは平太夫の父の像です。おそらく天正13(1585)年は、梅岳が亡くなった年と思われますが、これら諸像が作成されたのが寛永18(1641)年で56年の年の開きがあります。平太夫の諱は家次なので、梅岳が相当年を取ってから生まれた子供なのでしょうか。

    蓮華寺・石仏群・聖観音坐像_H31.02.09撮影
    蓮華寺・石仏群・聖観音坐像④ H31.02.09撮影

    光背の裏側に"願主岡村庄兵衛清之(花押)  寛永十八天陛作但称(花押)"の銘があり、但称の作品になります。こちらも、全体的に但称仏らしさがよくわかる作品です。

    蓮華寺・石仏群・聖観音坐像の銘_H31.02.09撮影
    蓮華寺・石仏群・聖観音坐像④の銘 H31.02.09撮影

    "願主岡村庄兵衛清之(花押) "が確認できます。調べてみたのですが、岡村庄兵衛という人物についてはよくわかりません。私の想像になりますが、平太夫と親しかった地域の有力者だったのではないでしょうか。

    蓮華寺・石仏群・僧形坐像_H31.02.09撮影
    蓮華寺・石仏群・僧形坐像⑤ H31.02.09撮影

    これが常信・樋口平太夫の像であるようですが、銘などは特にありませんでした。平太夫の姿を伝える唯一の像と思われます。

    蓮華寺・石仏群・地蔵立像_H31.02.09撮影
    蓮華寺・石仏群・地蔵立像⑥ H31.02.09撮影

    後列の中央にある像です。他のものよりも、ひと際高い像のため中央に置かれたと思われます。光背の背面には"寛永十八辛巳年 願主本国伊勢之生武州江戸住樋口平大夫家次(花押) 月日造立之作但(花押)"とあり、但称の作品です。

    蓮華寺・石仏群・地蔵立像の銘 H31.02.09撮影

    蓮華寺・石仏群・地蔵立像の銘 H31.02.09撮影

    蓮華寺・石仏群・地蔵立像の銘 H31.02.09撮影
    蓮華寺・石仏群・地蔵立像⑥の銘 H31.02.09撮影

    この像は"辛巳年"と"願主本国伊勢之生武州江戸住樋口平大夫家次(花押)"の部分を写真に収めることができました。


    蓮華寺・石仏群・僧形坐像_H31.02.09撮影
    蓮華寺・石仏群・僧形坐像⑦ H31.02.09撮影

    台座の表側に"願主 心翁常信 仏性院 但唱上人 弟子 林貞作"とあり、弟子の林貞が作った但称の像であることがわかります。林貞の但称像は、東京の養玉院如来寺にもあります。

    蓮華寺・石仏群・僧形坐像_H31.02.09撮影
    蓮華寺・石仏群・僧形坐像⑧ H31.02.09撮影

    右手に密教の法具である五鈷杵(ごこしょ)、左手に数珠を持つ僧形の坐像です。特に空海であることを示す銘はありませんが、持ち物からこの像は弘法大師像と判断されたのだと思われます。

    蓮華寺・石仏群・僧形坐像の銘_H31.02.09撮影
    蓮華寺・石仏群・僧形坐像⑧の銘 H31.02.09撮影

    背面には"願主樋口平太夫家次(花押) 願主但称(花押)"の銘が確認できます。

    蓮華寺・石仏群・僧形坐像_H31.02.09撮影
    蓮華寺・石仏群・僧形坐像⑨ H31.02.09撮影

    左手に払子(ほっす)を持つ僧の像ですが、誰なのかはわかりません。蓮華寺に関連する人物であることが想像できます。

    蓮華寺・石仏群・優婆塞形坐像_H31.02.09撮影
    蓮華寺・石仏群・優婆塞形坐像⑩ H31.02.09撮影

    頭巾をかぶる役行者像です。銘はありませんが、役小角像は頭巾を被った老人の姿で表現されることが多いようです。

    蓮華寺・石仏群・僧形坐像_H31.02.09撮影
    蓮華寺・石仏群・僧形坐像⑪ H31.02.09撮影

    こちらも僧形ですが、誰の像かはわかりません。個人的には、蓮華寺にある僧形の人物像は、弟子の林貞が作った但称像を除いて但称仏の特徴が出ていないように思われました。弟子との合作や名義のみというものもあるのでしょうか。以上、各像の名称や銘については、石像美術研究の第一人者であった、故川勝政太郎氏の論文「樋口平大夫と但称の作善」を参照させて頂きました。(続く)
    参考文献:
    「京の石仏」 佐野精一 1978(昭和53)年 サンブライト出版
    樋口平大夫と但称の作善」 川勝政太郎 1974(昭和49)年大手前女子大学論集8号
    「品川歴史館特別展 大井に大仏がやってきた-養玉院如来寺の歴史と寺宝」 品川区立品川歴史館 2013年発行
    ブログ「のんびり生きよう」 但唱上人の足跡(年表) 2013.11.04
    ブログ「のんびり生きよう」 京都 因幡堂(平等寺) 2014.11.11
    写真少年漂流記の旧サイト 続・蓮華寺から流失した石仏の謎 2010.11.4
    広沢池十一面千手観音像奇譚
    五智山蓮華寺: 京都市右京区御室大内20(WEB/MAP)
    同名の蓮華寺は左京区にもありますので、訪問の場合はご注意下さい。

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    2019.06.30 | | Comments(0) | Trackback(0) | 【石】京都の石仏

    【石】但称の石仏を巡る~その3 御室・蓮華寺①

    カテゴリ:【石】京都の石仏~雨の日も風の日も京の街を山を水辺を護り続ける"いしぼとけ"達


    ミニブログコーナー:昨日、ずっと行きたかった神保町の古本屋街へ行ってきました。目的はサザンの古い雑誌などを物色するためです。結果80年代のツアーパンフを始め、貴重な資料を何点か手に入れることが出来ました。今回は2店しか回れませんでしたが、時間のある時にまたゆっくり行ってみたいですね。
    仁和寺・二王門_H31.02.09撮影
    仁和寺・二王門 H31.02.09撮影

    前回までの記事で因幡薬師山科の本圀寺にある但称は、御室の蓮華寺から盗み出されたものであることがわかりました。私は但称の作成した五智如来を始めとする石仏群があるという御室へ向かいました。

    蓮華寺・入口_H31.02.09撮影
    蓮華寺・入口 H31.02.09撮影

    蓮華寺はそれほど大きな寺院ではありませんが、真言宗御室派の別格本山という格式の高い寺院で、京都では土用の丑の日に行われるきゅうり封じでよく知られる寺院です。仁和寺の東門から細い道路を1本挟んだ反対側に入り口があり、仁和寺の駐車場脇のスロープを昇って行きます。

    蓮華寺・五智如来像_H31.02.09撮影
    蓮華寺五智如来像 H31.02.09撮影

    スロープを上がるとすぐに見えてくるのは、本堂を護るかのように、境内の中央で静かに鎮座する五智如来像。密教の根本仏である、大日如来を中心とした五体の石仏が並ぶ光景はなかなか壮観です。後ろには、更に石仏石像十一体が並びます。この石仏群は京都市内では深草の石峰寺と並ぶ大規模なものです。

    蓮華寺・五智如来像_H31.02.09撮影
    蓮華寺・五智如来像 H31.02.09撮影

    五智如来は向かって右から薬師如来、宝生如来、大日如来、阿弥陀如来、釈迦如来の順に並んでいます。ぐるりと生垣に囲まれていて、石仏のすぐそばまで寄ることはできません。

    蓮華寺・五智如来像_H31.02.09撮影
    蓮華寺・五智如来像 H31.02.09撮影

    私の視力の問題でで銘は確認できなかったのですが、品川区立品川歴史館発行の「品川歴史館特別展 大井に大仏がやってきた-養玉院如来寺の歴史と寺宝」によると、5体とも背面の左腰下に"作但称(花押)"の銘が入っているそうです。

    蓮華寺・本堂_H31.02.09撮影
    蓮華寺・本堂 H31.02.09撮影

    蓮華寺は1057(天喜5)年に後冷泉天皇の勅願によって、藤原康基が開創しました。応仁の乱に巻き込まれ、鳴滝音戸山の山上に移されましたが、寺はその後、長期に渡り荒廃します。

    五智如来像他諸石像遷座記_H31.02.09撮影
    五智如来像他諸石像遷座記 H31.02.09撮影

    その後、伊勢出身で元は江戸の豪商であった常信という僧が、1641(寛永18)年)に蓮華寺を再興しました。この常信こそが、因幡薬師と本圀寺の但称仏に名前があった樋口平太夫家次という人物です。

    大坂夏の陣図屏風(一部)_Wikipediaより
    大坂夏の陣図屏風(一部) Wikipediaより

    平太夫についての詳しい史料は伝わっていませんが、蓮華寺の寺伝を要約すると、彼は豊臣家に仕えていましたが、主家滅亡後は海外へ出国します。その後、出国が罪に問われ、同志は悉く罪に問われますが、平太夫一人が死を免れ、江戸に出たとあります。

    蓮華寺・五智如来像・薬師如来_H31.02.09撮影
    蓮華寺・五智如来像・薬師如来 H31.02.09撮影

    平泉の中尊寺に平太夫が奉納した金札が残っていますが、そこには日本橋材木町在住の記載があります。その後の彼の生涯を考えると、平太夫はかなり裕福な材木商であったと考えられます。

    蓮華寺・五智如来像・宝生如来_H31.02.09撮影
    蓮華寺・五智如来像・宝生如来 H31.02.09撮影

    その後、常に心の休まることのなかった平太夫は、殺されてしまった同志に対する冥福の思いから出家して、心翁常信居士と名乗り、諸国遍路の旅に出ます。やがて1635(寛永12)年にこの地に入り、蓮華寺の荒廃を知り6年をかけて蓮華寺を再興しました。

    蓮華寺・五智如来像・大日如来_H31.02.09撮影
    蓮華寺・五智如来像・大日如来 H31.02.09撮影

    寺院の再興と同時にこの石仏群も、平太夫が但称に作成を依頼、但称は信州・浅間・紀州那智三山でそれぞれ百日の荒行を行い、石仏群を完成しました。

    蓮華寺・五智如来像・阿弥陀如来_H31.02.09撮影
    蓮華寺・五智如来像・阿弥陀如来 H31.02.09撮影

    1928(昭和3)年に、音羽山の山上から蓮華寺は現在の場所に移され、1958年(昭和33)年、山中のあちこちに離散していた仏像がこの場所に集められました。

    蓮華寺・五智如来像・釈迦如来_H31.02.09撮影
    蓮華寺・五智如来像・釈迦如来 H31.02.09撮影

    五智如来は一体も欠けることなくこの場所に集められました。現在も外観に、それほど大きな損傷等も見受けられません。1928(昭和3)年移動の際には、大日如来の台座の下から、平太夫の写経等が発見されています。(続く)
    参考文献:
    「京の石仏」 佐野精一 1978(昭和53)年 サンブライト出版
    樋口平大夫と但称の作善」 川勝政太郎 1974(昭和49)年大手前女子大学論集8号
    「品川歴史館特別展 大井に大仏がやってきた-養玉院如来寺の歴史と寺宝」 品川区立品川歴史館 2013年発行
    ブログ「のんびり生きよう」 但唱上人の足跡(年表) 2013.11.04
    ブログ「のんびり生きよう」 京都 因幡堂(平等寺) 2014.11.11
    写真少年漂流記の旧サイト 続・蓮華寺から流失した石仏の謎 2010.11.4
    広沢池十一面千手観音像奇譚
    五智山蓮華寺五智如来像他諸石像遷座記(蓮華寺境内の石碑)

    五智山蓮華寺: 京都市右京区御室大内20(WEB/MAP)
    蓮華寺は左京区にもありますのでご注意下さい。

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