【段・東】北鎌倉・八雲神社の石段

カテゴリ:【段・東】日本石段階段学会・東日本支部
~京都だけが石段じゃない。東日本支部の石段階段の研究成果を発表します。


北鎌倉・八雲神社の石段_H25.09.29撮影
北鎌倉・八雲神社の石段 H25.09.29撮影

円覚寺を訪れた際、北鎌倉駅のホームから見えた石段に惹かれました。北鎌倉駅は、駅のホームが異常に長く320m程もあります。改札がこの石段とは遠い方の端に1か所しかないため、改札を出た後この石段に行くためには、260m程戻ってまた改札まで、同じ距離を戻らなければなりません。面倒なので一度は諦めましたが、どうしても気になって見に行きました。

八雲神社の石柱_H25.09.29撮影
八雲神社の石柱 H25.09.29撮影

ホームからでは上にはいったい何があるのかわからなかったのですが、『村社・八雲神社』と彫られていました。この辺りの氏神様の社があるようです。

石段と雑草_H25.09.29撮影
石段と雑草 H25.09.29撮影

石段から雑草が生えているという、この『荒れている感』が石段の魅力を高めてくれます。雑草+石段は、このブログでも初めてで、否が応にも頂上への期待が高まります。下から見える最初の踊り場までは49段、それほど急な階段ではありません。踊り場から左に折れてさらに24段、さらに9段、右に折れて9段で八雲神社に辿り着きました。

八雲神社本殿_H25.09.29撮影
八雲神社本殿 H25.09.29撮影

先ほどの雑草の生えた階段からは予想外に清げな社です。実は、この社は山ノ内の八雲神社と云われ、相模国風土記にも記載されているほど古い神社でした。風土記によると村人が疫病退散のために、京都八坂神社を勧請したもので祭神はスサノオノミコトです。なお社伝では文明年間(1469~1468)に関東管領の上杉家の内部分裂で、山ノ内側の上杉憲房が京都の八坂神社から勧請したと伝えられています。ここのところ、若干、京都から離れた記事が続いていますが、八坂神社が出てきたので、今回はあながち京都と関連ないとも言えません。

弁財天と龍_H25.09.29撮影
弁財天と龍 H25.09.29撮影

建物には、表情は伺えませんが、質素ながらも見事な弁財天と龍が彫られています。他にも龍や唐獅子などが彫られており、年代は判らないもののかなり立派な彫刻です。

境内の塚_H25.09.29撮影
境内の塚 H25.09.29撮影

さらに境内には小高い塚があり、その石段は木の根に浸食されてガタガタになっているのも、石段好きには興味深い。2段目と3段目の間には根が入り込んで、外側から見えているのは見ものです。この塚には、鎌倉最大最古の庚申塔や安倍晴明(神社の表記は清明)の晴明石なども置かれていますが、石段とは離れるのでこれは別の機会に。
ちなみに、本殿の裏側はすぐ道路になっており、地図で確認すると尾根伝いに円覚寺とつながっていました。

八雲神社:鎌倉市山ノ内585(地図)

スポンサーサイト

テーマ:関東地方(茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・神奈川)の最寄り駅情報 - ジャンル:地域情報

2013.10.09 | | Comments(0) | Trackback(0) | 【段・東】日本階段石段学会・東日本支部

【段・東】都内某所住宅の石段

カテゴリ:【段・東】日本石段階段学会・東日本支部
~京都だけが石段じゃない。東日本支部の石段階段の研究成果を発表します。


都内某所住宅の石段_H25.07.14撮影
都内某所住宅の石段 H25.07.14撮影

ずっと前から気になっていた玄関に続く階段。何か昭和の香りがするような気がして、写真を撮れる機会を数カ月待っていました。坊主頭の子供がバタバタと帰ってきて玄関先にランドセルを放り出して遊びに行く・・・そんなサザエさんのような光景が頭の中に自然と浮かんでくるノスタルジックな石段です。たった7段の石段が醸し出す情緒が私をフラフラと引き寄せます。

数か月待ったのは玄関が開いてないと雰囲気が出ないと思ったからなのですが、玄関の中には上がりかまちもあってそれがまた昭和感を引き出しています。今、玄関に上がりかまちがあるお宅ってあまりないですよね。ホントは上がりかまちまで、撮りたかったのですが、さすがにもっと近づいて撮る勇気はありませんでしたが。

テーマ:東京23区 - ジャンル:地域情報

2013.08.09 | | Comments(0) | Trackback(0) | 【段・東】日本階段石段学会・東日本支部

【段・東】池尻大橋・大橋氷川神社の石段(東京都目黒区)

カテゴリ:【段・東】日本石段階段学会・東日本支部
~京都だけが石段じゃない。東日本支部の石段階段の研究成果を発表します。



上目黒氷川神社の石段見上げ_H25.04.14撮影
上目黒氷川神社の石段見上げ H25.04.14撮影

首都高の大橋ジャンクションが出来たことによって、目覚ましく発展している池尻大橋。ジャンクションと国道246を挟んで対峙する位置にあるのが大橋氷川神社である。創建は天正年間なので戦国時代の頃。この石段は1816(文化13)年に造られたが、大山街道(現国道246号)の拡張に伴い、1905(明治38)に今のような急勾配に造りかえられたそうだ。

上目黒氷川神社の石段見下ろし
上目黒氷川神社の石段見下ろし H25.04.14撮影

やや急な石段の段数は52段。上から見下ろすとかなり急な角度に見える。階段の下、写真の中央に見えているのは幹線道路の国道246の路面。さらに視線を上げて、石段の上から真正面を見ると目隠し状に首都高速が走っている。その向こうは流行の高層マンション。周囲を現代の建造物に囲まれても、存在感を失わないこの石段を見ていると、何か新しいものには容易に妥協しない、この土地の意思があるような気がしてならない。この石段には何か神々しささえ感じる、凛として参拝者を迎える力強い石段だ。

裏の石段_H25.04.14撮影
裏の石段 H25.04.14撮影

正面の石段の他にも裏側に「く」の字状で登る石段がある。こちらの方が勾配は緩そうだが数えてみるとこちらも同じく52段ある。

石段の交差点_H25.04.14撮影
石段の交差点 H25.04.14撮影

裏の階段の面白いところは、石段の交差点があるところだ。鳥居の手前に、見ようによっては4つの石段がクロスしている場所がある。右からクロスしてきている細い階段は住宅を造るために後から造られたもののようだ。

大橋氷川神社のHP

テーマ:京都 - ジャンル:地域情報

2013.05.20 | | Comments(0) | Trackback(0) | 【段・東】日本階段石段学会・東日本支部

【段】東山・二年坂

カテゴリ:【段】日本石段階段学会・京都支部
~京都支部の石段階段の研究成果を発表します。


二年坂見上げ_H24.04.10撮影
二年坂見上げ H24.04.10撮影

三年坂を下って150m程進み、湯豆腐奥丹の前で右側に二年坂が現れる。二年坂の石段は、三年坂とともに産寧坂伝統的建造物群保存地区として京都を代表する石段になっている。二年坂をそのまま下っていくとと高台寺にたどり着く。二年坂と称するのは、三年坂の手前の坂という説や大同2年(807)に出来たからと諸説あるようだ。三年坂を産寧坂というように、二寧坂ともいう。いつも観光客でにぎわっているが、この写真は早朝撮影したもの。石段の下右側に看板の見えている、かさぎ屋は竹久夢二が通った甘味処で、石段の手前には竹久夢二が1917年(大正6)に数カ月暮らした寓居跡がある。

二年坂見下ろし_H24.04.10撮影
二年坂見下ろし H24.04.10撮影

二年坂の石段は三年坂に比べると傾斜もゆるやかで距離も短い。そのため一段一段の段差が少なくステップも幅広くとられているので、非常に穏やで柔らかい印象がある。下に見える三つの和傘は、我楽苦多という喫茶店のもので、二年坂を印象付ける重要なアイテムになっている(と思う)。

テーマ:京都 - ジャンル:地域情報

2013.05.18 | | Comments(0) | Trackback(0) | 【段】日本階段石段学会・京都支部

【段・東】愛宕神社・出世の石段(東京都港区)

カテゴリ:【段・東】日本石段階段学会・東日本支部
~京都だけが石段じゃない。東日本支部の石段階段の研究成果を発表します。



愛宕神社出世の石段見上げ_H24.03.06撮影
愛宕神社出世の石段見上げ H24.03.06撮影

東京の巨大な石段と言えば、すぐに思い出されるのが、23区内では最高峰の愛宕山に鎮座する愛宕神社の石段。86段傾斜40度の急階段は、増上寺参拝帰りの三代将軍家光が、山上の梅を取ってこれるものはいないかと尋ねたところ、讃岐丸亀の曲垣平九郎が見事、騎馬のまま登段して馬術の名人の名誉を手にしたというエピソードを持っている。それ以降、騎馬で上ったのは江戸、明治、昭和の3例があるのみ。

愛宕神社出世の石段見下ろし_H24.03.06撮影
愛宕神社出世の石段見下ろし H24.03.06撮影

実際に登って上から見下ろしてみると、その急な勾配に改めて足が竦む感がある。手すりをつかまずに降りるのは私でもちょっと怖い。一歩一歩足を止めながらゆっくり下りる。騎馬の場合、登りも大変だと思うが、下りの方が恐ろしいだろう。京都東山の豊国廟にはかなわないが、東京を代表する近世以前の石段と言えばここになるだろう。毎年9月に行われる例大祭では、この石段を神輿が登るという。

愛宕神社女坂_H24.03.06撮影
愛宕神社女坂の石段 H24.03.06撮影

男坂と呼ばれる出世の石段の隣には女坂と呼ばれる曲がりくねった106段の石段。女坂と言っても急なことには変わらないが、蛇のような緩やかにくねった姿は、いかにも女性的なたおやかさが美しい。

場所:東京都港区愛宕 1-5-3(地図)

テーマ:東京都を散歩 - ジャンル:地域情報

2013.04.09 | | Comments(0) | Trackback(0) | 【段・東】日本階段石段学会・東日本支部

«  | HOME |  »

タイムライン

リンク


京都市 ブログランキングへ

にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 京都(市)情報へ
にほんブログ村

都の商売人様バナー
都の商売人様運営サイト
“空想の匣”

プロフィール

SOULKYOTO

Author:SOULKYOTO
東京生まれの東京育ち、でも魂は京都人
自称・勝手に京都観光大使

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

カテゴリ

カレンダー

09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR