【番】映画「舞妓はレディ」

カテゴリ【番】:京都の番組・映画~京都がテーマの番組・映画の紹介、感想です。


ミニブログコーナー:ヤフーニュースで来年の大河に若村麻由美さんが出演すると出てました。主人公がマイナー過ぎてみる気がしなかったんですが、蔦吉姐さんが出るなら必ず見ます。京の花街風に云うなら"蔦吉さん姐さん"か。

舞妓はレディ顔出し看板(京都館)_H26.09.22撮影
舞妓はレディ顔出し看板(京都館) H26.09.22撮影

太秦ライムライトに続く、おそらく今年2番目の京都をテーマにした映画です。公開後、1週間で見に行きましたが、渋谷の劇場はほぼ満席でした。(興行成績は初登場5位だそうです。) 物語のあらすじは公式サイトを見て頂くとして、ストーリー自体は、いわゆるスチュワーデス物語(古いか)的な、女の子の成長物語です。ただ、その中に花街の文化を中心とする京の要素がちりばめられていて、京都好きには充分楽しめる映画だと思います。賛否両論あるようですが、ミュージカルの要素は抵抗なく受け入れることができました。インド映画ってこんな感じなのでしょうか?

主演の上白石萌音さん、今回、この映画で初めて知りました。素人の私が言うのもなんですが、ポテンシャルのとても高い女優さんだと思います。田舎から出てきた、山の者とも海の者ともしれない女の子が、洗練された、まさに舞妓=レディになる経過を見事に表現できていました。撮影はストーリー順では無いので、芸事が出来るようになってから、出来ないシーンの撮影もあったとか。それも全く違和感を感じませんでした。(私達でいえば、自転車に乗れる人が、急に乗れないふりをするようなものでしょうか?)とくにラストの先生をだますシーン"だまされた"の一言は胸が熱くなりました。舞妓としてだけでなく、大人の女の貫禄も滲んでいました。

舞妓はレディチラシ_H26.09.22撮影
「舞妓はレディ」チラシ H26.09.22撮影

長谷川博己さんの鹿児島弁や京言葉の完成度には驚かされるものがありました。たった3週間でクランクインしたとは思えないほどです。ある意味、プロの役者さんの凄みを感じました。また出番はそれほど多くなかったものの濱田岳さん(彼には金八先生第7シリーズでよく泣かされました)今、大河ドラマで中年の役をやっていますが、京都に複雑な感情を持つ等身大の大学院生を上手に演じていたと思います。竹中直人さんの男衆もリアルな感じで良かったです。頼りがいがあり、舞妓芸妓の自宅の鍵まで預かる信用第一の仕事、男衆を竹中さんにしたのは、キャスティングの妙というところでしょうか。私は生まれ変わったら、西陣の帯屋の若旦那に生まれたいと思っていますが、男衆にもなりたいと思わせてくれました。

特筆すべきは下八軒のセット。川口市に作った3千平米のオープンセットは本当に見事なものでした。イメージ的としては、祇園白川をモデルにした花街の風情はリアルで華麗、時にしっとりと下八軒という架空の花街を見せてくれました。残っているなら、見に行きたいですが、おそらくもうないのでしょうか?、

舞妓はレディチラシ_H26.09.22撮影
「舞妓はレディ」チラシ H26.09.22撮影

パンフレットで周防監督が"宝塚とかAKB48なんかもそのたぐいに入ると思うんです。日本人には成長を愉しむ文化ある。こういうことって欧米のエンターテインメントにありますか?"と書かれていましたが、舞妓を愛でるお茶屋遊びの文化も確かにその通りです。正味、舞妓は芸妓になる前の見習い期間ですが、そうであっても、その未熟さ、若さ、美しさをひっくるめて、その成長を皆で見守る、彼女たちの短い期間の、その時間しか持てない輝きを愛でるという文化は日本ならではのものでしょう。いつか私も、そんな文化を味わえる京の花街の座敷に上がれるようになろうと改めて思わせてくれた素敵な映画でした。

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2014.09.22 | | Comments(0) | Trackback(0) | 【番】京都の番組・映画

【番】知られざる物語 京都1200年の旅「金閣・銀閣・龍安寺 禅寺に隠された謎」

カテゴリ【番】:京都の番組
~京都がテーマの番組の紹介、感想です。


BS朝日で放送されている京都の伝統文化、自然、寺社などを紹介しながら1200年の歴史をひもといて行く知的エンターテイメント番組。お茶の間にいながら京都に行った気分になれる貴重な番組。京都を思わせるようなゆったりかつ重厚なテーマ曲や升毅さんの柔らかなナレーションも魅力です。録画したDVDを見ながら眠ると幸せな気分で眠れます。そんな素敵な番組を紹介していきます。必ず再放送もあります。

悠久の歴史漂う京の街にあって、ひときわ強いきらめきを放つ寺、「金閣寺」。 金箔(きんぱく)に包まれ、黄金色に輝くその建物は、室町幕府の栄華を今に伝えます。 そんな金閣寺と双璧をなすのが、「銀閣寺」。 きらびやかな金閣寺とは反対に、日本ならではの美を追求した、落ち着いたたたずまいに心洗われます。 そして、この二つの寺に勝るとも劣らない人気を誇るのが「龍安寺」。 静寂漂う美しい枯山水(かれさんすい)の庭。そこに配された十五の不可思議な石。 その凛(りん)とした美しさと、石に秘められた謎に誰もが心ひかれます。 (番組HPより)



南禅寺三門_H18.02.18撮影
南禅寺三門 H18.02.18撮影

南禅寺は亀山法皇が無関普門を開山に迎えた臨済宗南禅寺派の禅寺です。歌舞伎の演目『楼門五三桐』で名高い南禅寺の三門(重要文化財)は、柱と柱の間が5か所で中央の3か所に扉が設けられている造りで、これは三門の中でも最も格式が高い造りになります。国宝の方丈は、江戸時代に御所から移築されたもので、元々は住職の住まいとなる場所です。中には、重要文化財である狩野探幽の『水呑の虎』の襖絵があります。枯山水の庭園は全体で禅の心を現わしているようです。

塔頭とは墓(塔)のそば(頭)の意味で寺の開祖や歴代住職の墓のそばに建てた庵を意味します。天授庵は南禅寺の開祖・無関普門の菩提を弔うために建てられた塔頭です。同じく塔頭の金地院は江戸時代に他の場所からここへ移ってきた塔頭で、重要文化財の方丈は伏見城を移築してきました。方丈には本尊の延命地蔵菩薩が安置され、襖絵の水墨画は桃山期の絵師・長谷川等伯の『猿猴捉月図(えんこうそくげつず)』です。開山堂には金地院崇伝とも呼ばれる以心崇伝を祀っていますが、崇伝は金地院をここに移した人物で南禅寺の住職でもありました。応仁の乱後、南禅寺を復興した崇伝は権力者と深いつながりを持ち、家康の政治・外交顧問として活躍し、武家諸法度や禁中並公家諸法度の制定にも携わりました。

金地院の中には金地院東照宮(重要文化財)があり家康の木造や遺髪と念持仏が祀られています。臨終にも立ち会ったという崇伝と家康の深いつながりがわかります。

相国寺は室町時代に足利義満により創建されました。禅寺に欠かせない三門は江戸時代に焼失し、現在は三門の跡がのこされています。豊臣秀頼の援助で再建された重要文化財の法堂は、日本の禅寺の法堂建築の中では最も大きく古いものです。法堂の天井には狩野光信の手による鳴き龍が描かれ、その下には本尊の釈迦如来と脇待として二体の尊者が祀られています。相国寺は12の山内塔頭と3つの山外塔頭を持ちますが、金閣寺、銀閣寺は相国寺の山外塔頭です。

慈照寺銀閣_H25.03.17撮影
慈照寺銀閣 H25.03.17撮影

金閣は足利義満の別荘で、彼の死後、禅寺となりました。特に金閣は、義満の権力を誇示するかのようにきらびやかに造られています。一方、銀閣は足利義政の別荘だったもので、茶道や生け花など、東山文化とよばれる日本の美がここから花開きました。金閣と銀閣は時間にして100年ほどの差がありますが、義政の頃になると、幕府の統率力や経済力は格段に衰えていました。そのせいもあって銀閣は、金閣に比べ、しっとりと穏やかなものになったのです。

世界的に知られた龍安寺の方丈前の石庭は15個の石で構成されています。15は東洋思想で完璧を現わすもので、この15の石は全てを同時に見ることが出来ないことから不完全を現わしているという説や無限の宇宙を現わしているという説もあります。

龍安寺の本山である妙心寺は、鎌倉時代に始まる禅寺本来の姿をよく残しており、重要文化財の朱塗の三門は南禅寺と同じ構成の最も格式の高い三門です。法堂と一緒になってしまうことの多い仏殿も残っており、重要文化財に指定され、本尊の釈迦如来を祀ります。渡り廊下でつながった法堂も重要文化財で仏殿と似ていますが、仏殿よりも一回り大きく造られています。天井の龍は狩野探幽の雲龍図で、その下には住職が法を説くための椅子が置かれています。

猿之助さんの書は『海を越える』 あらゆるものにシンプルさを求めたアップルの創業者スティーブ・ジョブズは禅に大きな影響を受けました。中国から日本に輸入された禅が再び海外に出て行く、禅は文化の枯れること無い豊かな源泉なのです。

今回も坂東巳之助さんが旅人でした。松也さんと変わったのでしょうか。急にいなくなってしまうと何かさびしいですね。今回、多くの禅寺が紹介されましたが、私にとって印象的なのは銀閣でした。以前にも、このブログに書いたのですが、銀閣は銀でない所に良さがあり、それに気がつくまでには、それ相応の時間がかかるのと思うのです。幕府の力が衰えたがために、銀閣は金閣の様に派手に作れなかったのですが、余裕があったとしても義政は、銀閣に銀を貼ったでしょうか。ここから生まれた禅や茶、華道を考えると、私は貼らなかったのではないかと思います。銀でなくともそれを銀と見立て、その心とともに建物を愛でる、日本人の奥ゆかしさのようなものを感じます。大人になった時に『あの時、何で銀じゃないんだよ』といったなあと感慨にふけるためにも、修学旅行には京都へ行くべきです。

今回のテーマ、禅の心については、まだよくわかりません。渋いとか、ストイックとか、棒で叩かれるとか、表向きなことしかわかりませんが、触れてみれば何となく年相応な大人になれそうな気がします。いつか龍安寺の石庭に向かい合ってそんなことを考える余裕が出来れば・・・そんなことを考えました。

番組HPはこちら
再放送はBS朝日 8/13 22:00~

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2013.08.08 | | Comments(0) | Trackback(0) | 【番】京都の番組・映画

【番】知られざる物語 京都1200年の旅「京の夏を味わう」

カテゴリ【番】:京都の番組
~京都がテーマの番組の紹介、感想です。


BS朝日で放送されている京都の伝統文化、自然、寺社などを紹介しながら1200年の歴史をひもといて行く知的エンターテイメント番組。お茶の間にいながら京都に行った気分になれる貴重な番組。京都を思わせるようなゆったりかつ重厚なテーマ曲や升毅さんの柔らかなナレーションも魅力です。録画したDVDを見ながら眠ると幸せな気分で眠れます。そんな素敵な番組を紹介していきます。必ず再放送もあります。

緑豊かな山々、清涼な川のせせらぎ… 古都の夏の風景の中ではぐくまれてきたのは、豊かな食材。、食の素材たち。 今回は、そんな魅力あふれる京の「夏の味」を巡ります。 (番組HPより)


幾松は150年以上前の江戸後期に建てられ、桂小五郎と幾松が暮したこともある歴史ある建物。桂が身を守るために仕掛けた釣り天井が現在も残っています。現在は料理旅館として営業していますが、夕暮れの納涼床で、鱧の落(おとし)、煮こごり、天ぷら、寿司、吸い物など、鱧尽くしを頂きます。鱧は生命力が強く、海から遠い京でも夏に味わえる魚です。骨が多いという難点を京の職人が骨切りという、鱧の身を細かく刻むことで鱧があじわえるようになったのです。

錦市場では100年以上ウナギを扱っている、のと与 西店を紹介します、関西は腹から開いた鰻を蒸さずに仕上げるので表面が香ばしいのが特徴。蒸した鰻に創業以来の秘伝のタレをかけて焼き上げます。焼きたての鰻は2Fで頂くことができ、鰻の煮こごり、小鮎の南蛮漬、すっぽんの吸い物のがついた鰻御膳を頂きます。

同じく錦市場の包丁を扱う有次は刀鍛冶から始まった老舗。鱧包丁は、他の包丁よりも大きく刃こぼれしないのが特徴で、骨抜きが難しい鱧を細かく骨切りするために生まれた包丁です。また鰻用の包丁は関東、京、大阪でそれぞれ形が違います。職人の調理方法の違いによって、それぞれ形が違うとのこと。

京懐石の名店、竹茂楼は江戸半ばに茶屋として始まりました。江戸後期には、京都所司代より川魚を扱う、川魚生洲八軒に選ばれ、その中で唯一現在も続いているお店です。鰻の姿寿司は名物で、酢飯と鰻がまろやかに溶け合う絶品です。大伴家持も万葉集で鰻が夏やせによいので、鰻を勧める歌を詠んでいます。

平安時代から続く三嶋神社は鰻を神の使いとしている神社です。後白河天皇の中宮が、摂津の三嶋大明神に参詣して高倉天皇を授かったことから、この社を京にも造りました。鰻の絵馬は2種類で2匹の鰻が描かれた絵馬は子授け、3匹は安産、宮司さんは鰻を食べたことがないそうです。

安土桃山時代から続く、山ばな平八茶屋は、美食家で知られる北大路魯山人が足しげく通った店。創業当時からある麦飯ととろろ汁は手早く頂ける栄養価の高い一品で、魯山人も『とろろやの主ねばって六十年』という書を残しています。また、所有する魯山人の花紅葉平向の器は、同じ形で絵柄も揃ったものが何枚も残っている、魯山人の作品では珍しいものです。魯山人はこの店の鮎の塩焼きを愛したとか。シンプルな鮎の塩焼きを本当においしく作れるのは一流の職人だけだそうです。

嵐山の京都吉兆では魯山人の作品で料理を頂くことが出来ます。鵜を描いた掛け軸と鵜飼の舟に見立てたいけばなのある部屋でお造りや鮎の塩焼き、焼き野菜を頂きます。この店には財布を持たずに魯山人が食事をし、その後、魯山人から器が届くというエピソードが残っています。

猿之助さんの書は『夏を喰らふ』 暑さを和らげるために五感から涼をとりいれるのが京都の食文化なのです。



今回は、尾上松也さんに代わって坂東巳之助さんが旅人として出演されました。ピンチヒッターなのでしょうか。最初の料理旅館の幾松さんの吹き抜けの坪庭はとても美しかったです。また泊りたい旅館が一つ増えてしまいました。でも、由緒があるだけにかなり高額そうです。錦市場の、のと与さんはちょうど来月、お盆に京都へ行けることになったので鰻を食べに行こうかと思います。関西風の鰻はまだ食べたことが無いので、今回の京都の楽しみが一つ増えました。三嶋神社の鰻の絵馬は珍しいですね、最近、珍しい絵馬を集めようかなと迷っているのですが、自分の収集癖に負けたら買いに行ってしまうかもしれません。嵐山の吉兆は、料理も美味そうでしたが、窓際に置かれた漆黒のテーブルに映る庭の緑がとても芸術的でした。おそらく計算しておかれているのでしょう。細かい気遣いがさすが高級店です。


番組HPはこちら
再放送はBS朝日 7/30 22:00~

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2013.07.29 | | Comments(0) | Trackback(0) | 【番】京都の番組・映画

【番】知られざる物語 京都1200年の旅「夏の嵐山・世界遺産の寺」

カテゴリ【番】:京都の番組
~京都がテーマの番組の紹介、感想です。


BS朝日で放送されている京都の伝統文化、自然、寺社などを紹介しながら1200年の歴史をひもといて行く知的エンターテイメント番組。お茶の間にいながら京都に行った気分になれる貴重な番組。京都を思わせるようなゆったりかつ重厚なテーマ曲や升毅さんの柔らかなナレーションも魅力です。録画したDVDを見ながら眠ると幸せな気分で眠れます。そんな素敵な番組を紹介していきます。必ず再放送もあります。

四季折々、季節ごとに様々な表情を見せる嵐山は、爽やかな風が心地よい初夏もまた、私達をひき付ける多くの魅力にあふれています。 (番組HPより)


天龍寺曹源池庭園
天龍寺曹源池庭園 フリー風景素材京都風景写真館様よりお借りしました。

スタートはトロッコ嵯峨駅から。トロッコ列車で保津川を眺めながら渓谷を進みます。目的地は保津川下りの乗船場。ここから嵐山まで16km、約1時間40分の川下りを楽しみます。目的地は嵐山を代表する風景、渡月橋です。この保津川下り、元々は平安時代からの物資を運ぶためのもので、60年ほど前までは下った船を船頭が河岸から引いて川を上っていました。途中には綱の跡がある岩場も残っています。

愛宕神社の一の鳥居にある平野屋ではあゆ料理を味わいます。平野屋は江戸初期に愛宕神社へ参詣する人のための茶店として始まりました。現在では、地元の京都の急流でとれた活きの良い鮎を味わうことができます。店の奥の鮎のいけすは、鮎が暴れてやせないように蓋をして暗くして大人しくさせるという工夫が施されています。生の鮎をぶつ切りにした背越し、蓼酢で頂く塩焼、白がゆに鮎の身とサンショウの派を入れた鮎がゆが紹介されました。

涼しげな竹林の道を抜け、向かったのは嵐山の世界遺産・天龍寺。室町初期の法堂に描かれた雲龍図は、直径9m、どこから見ても目が合うように描かれているため、八方睨みの龍と呼ばれています。天龍寺は悲運の死を遂げた後醍醐天皇の霊を慰めるため、開基・足利尊氏、開山・夢窓疎石で建立されました。費用を捻出するために遣わされたのは元との交易船である天龍寺船です。

大方丈の前に広がるのは、夢窓疎石の作で、嵐山を借景にした曹源池庭園。観光で有名な庭ですが、この庭は、夢窓疎石が修行者のために造った庭で、670年間ずっと夜になると僧侶が庭に座り修業を行っているそうです。元々は渡月橋や嵐山も天龍寺の境内で総面積は30万坪もありました。

同じく嵐山の臨川寺は夢窓疎石が晩年を過ごした寺で開山堂の前の枯山水が見事です。堂内の夢窓疎石の像の下には、夢窓疎石の亡骸が埋葬されています。

天龍寺の境内にある篩月(しげつ)では精進料理を頂くことができます。青大豆の呉汁や賀茂なすの田楽を頂きます。禅では食べることも修業の一つ、生きるために生あるものを食することへの感謝の心が大切です。

天龍寺には七福神がありますが、一般の七福神とは変わった特徴があります。
・三秀院の東向大黒天 
東向なのは御所に向かっているため。個性的なお顔をしています。
・弘源寺の毘沙門天
腰をひねった躍動的な姿をしています。インドの仏師により造られたと伝えられます。
他には、慈済院の水摺弁財天、松厳寺の福禄寿、永明院の永明精舎恵比須がありますが、変わっているのはここからで、布袋尊、寿老人の代わりに寿寧院の不動明王、妙智院の宝徳稲荷が加えられています。

紅葉で知られる宝厳寺は、実は夏に美しい寺で境内には300本の青紅葉。こちらの庭園では、何も言わずとも大自然を感じて説法を聞いたのと同じ感覚を味わえるそうで、これを無言の説法というそうです。

ラストの猿之助さんの言葉は『夢のあと』天龍寺は240年間、室町幕府が心血を注いだ作り上げたもので、芭蕉の句を借りれば『天龍寺、室町幕府の夢のあと』


個人的には天龍寺は2回位しか訪れたことがありません。時代劇のロケが行われないということが大きいのですが、今回調べてみると過去には沢山の時代劇映画も撮影されていたそうです。古い映画を見れば昔の天龍寺に出会えるかもしれません。そういえば、私は京都の写真を沢山持っていますが、天龍寺の写真はほとんど持っていない気がします。行けるかわかりませんが、次回の京都では天龍寺に行ってみたくなりました。


番組HPはこちら
再放送はBS朝日 7/16 22:00~

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2013.07.08 | | Comments(0) | Trackback(0) | 【番】京都の番組・映画

【番】知られざる物語 京都1200年の旅「歴史を彩る京の花」

カテゴリ【番】:京都の番組
~京都がテーマの番組の紹介、感想です。


BS朝日で放送されている京都の伝統文化、自然、寺社などを紹介しながら1200年の歴史をひもといて行く知的エンターテイメント番組。お茶の間にいながら京都に行った気分になれる貴重な番組。京都を思わせるようなゆったりかつ重厚なテーマ曲や升毅さんの柔らかなナレーションも魅力です。録画したDVDを見ながら眠ると幸せな気分で眠れます。そんな素敵な番組を紹介していきます。必ず再放送もあります。

悠久の都・京都に咲く花は、長きにわたり親しまれてきました。今回は、そんな「京の花」に隠された、知られざる物語をひもときます。 (番組HPより)


法金剛院の蓮_H17.08.14撮影
法金剛院の蓮 H17.08.14撮影

大田神社では境内の大田の沢に自生するカキツバタを紹介します。カキツバタは杜若とも書き、アヤメ科の植物で濃い紫の花を咲かせます。カキツバタは一つの株に3回、別の花が咲くために楽しめる期間が長いのが特徴です。藤原俊成の和歌にも「神山や大田の沢のカキツバタふかきたのみはいろにみゆらん」と、大田の地名とともに詠み込まれています。

廬山寺は紫式部邸の跡地に秀吉の命で移転してきた寺です。源氏物語にちなむ源氏庭には初夏にたくさんの桔梗が咲きほこります。源氏物語絵巻の御法(みのり)でも紫の上の死の場面には、多くの桔梗が描かれています。本尊の阿弥陀如来像の脇待は勢至菩薩、観音菩薩ですが、脇待が坐像なのは珍しいものだそうです。

詩仙堂は、家康に仕えた武人、石川丈山が開いた寺。優れた文人でもあった丈山が尊敬する中国の36人の詩人の絵と漢詩を詩仙の間に飾ったことから詩仙堂と名付けられました。山水画を凝縮したような庭は、春には深紅の皐月から淡いピンク色の京鹿子、秋には紅葉と季節毎に美しく彩られます。特に庭の濃い緑には皐月の深紅がよく引き立ち、目を見張るものがあります。また、日本庭園に欠かせない鹿威しは僧都ともいい、この詩仙堂が発祥だそうです。音があって初めて静けさが引き立つというのはうなずけます。

花園の法金剛院では蓮の花。仏教では仏は蓮の花から生まれ出たと言われる神聖な花です。平安時代に極楽浄土をイメージして作庭された庭は初夏には蓮の花が咲きます。数年前、蓮を見に法金剛院を訪れたことがありますが、それは美しいものでした。蓮の花は早朝で無いと見れないので、出会えた時の感動は大きかったですね。また、本尊の阿弥陀如来が乗る蓮の花には細かな模様が刻まれており、十一面観音坐像は碧に彩色された蓮の上に座っています。

妙心寺の塔頭、東林院は沙羅双樹の寺として知られます。釈迦の最期を見守ったことや平家物語の冒頭の有名な文句で知られる沙羅双樹ですが、この寺の沙羅双樹は本物ではなく夏椿です。インドの沙羅双樹は熱帯植物の為、日本では育ちませんが、花自体はよく似ています。夏椿の花は一日で落ちてしまい、人に世の無常を感じさせるのでしょう。東林院は花の時期だけ一般公開されますが、その時期には意匠を凝らした精進料理も味わうことが出来ます。

建仁寺塔頭の両足院の池泉回遊式庭園には半夏生(はんげしょう)という植物が植えられています。この半夏生は、花は咲かせませんが、葉が少しづつ白くなることで、夏の訪れを知らせてくれるのです。暦の上で、半夏生とは夏至から数えて11日目、7/2ころから七夕までを指し、この時期が田植えに適した時期といわれているそうです。葉が全部白くなると、また緑に戻って行く面白い植物です。

最後は、今がまさに旬の藤森神社の紫陽花。30種3500株もの紫陽花が咲く光景は、色とりどりのルビーのようでとても美しいな光景でした。

最後の猿之助さんの文字は「分身」。花見や花を愛する日本人は花に自分の分身を見ているのではないだろうかという意味だそうです。

今回は、桜以外にも沢山の花を味わうことが出来る日本に生まれたことに本当に感謝出来た1時間でした。また京都検定勉強中の身にとっては、覚えた知識を目で見て確実なものに出来ました。今年は無理ですが、来年は特に大田神社のカキツバタ、藤森神社の紫陽花を見に行きたいですね。詩仙堂の質素な山門の石段にも惹かれました。

番組HPはこちら
再放送はBS朝日 7/9 22:00~

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2013.06.28 | | Comments(0) | Trackback(0) | 【番】京都の番組・映画

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