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    【時】必殺仕事人(2019)  所感

    カテゴリ【時】:時代劇の話
    ~時代劇の感想、雑感、ニュースを書いて行きます。


    ミニブログコーナー:この下にも出てきますが、メルカリに最近とても重宝しています。買うだけなのですが、買い損ねてしまったサザンの新聞記事とかフリーペーパーを購入しています。最近、サザンの新聞記事を色々レイアウトして、パネルを作ったりしているんですよね。安いし手軽なので本当に便利なシステムだと思います。
     今年はいつも冒頭に宣言する"新・後期必殺"に関する私のスタンスは、もういい加減にしろと怒られそうなので、簡単に済ませたいと思います。今の必殺に、必要なのは続けていくこと。無くなってしまえば、批判することさえできなくなってしまうのです。今の必殺は、もう必殺とは言えないという古参のファンの気持ちもよくわかっています。ただ私はどんな必殺でも、再び(正確に言えば三度)流れ始めた必殺の流れを止めないで次世代に受け継いで欲しいと切に願います。今は新作を批判することも含めて、素直に楽しみたいです。

     今回の物語は、純粋で善良な若者が、本人も気づかぬいつのまにかに、狡猾な悪に搦めとられて闇に落ちていくストーリーです。必殺では定番でもありますが、必殺らしく楽しむことができました。仕事の思わぬ大成功に生きがいを見出し、周りが見えなくなってしまい、気づいたらカネに搦めとられてしまう。実は私も若い頃、半ば趣味の延長で始めた商売が10年近く大成功して、上総屋のセリフのように「金があればなんでもできる。」「何でも通るんです。」と思い上がっていた時期があるので、身につまされた部分もありました。弥吉がおたねにあげた古物の簪が、弥吉の変化と共に高価な簪に変わり、最終的にそれが弥吉を仕留める仕事料になるというのも、定番ですが必殺らしい。ただ正直いうと酷なのですが、弥吉とおたね役の若い俳優さんでは、この役柄を演じきるのは難しかったのかもしれません。おそらくリュウに合わせたキャスティングだったのでしょう。比べてしまっては失礼なのは承知の上ですが、ちょうどこの日に放送された「3年A組」最終回の菅田将暉さんの熱演を見てしまった後なので、余計残念に思いました。唯一、心中をする時の手を縛るシーンでの弥吉の一瞬の躊躇は、弥吉の悪さを際立たせていた気がします。

     現代を江戸に置き換えるのは、昔ながらの必殺のお家芸ですが、今回はメルカリを舞台装置にしていました。過去の「必殺仕事人・激突」(16話「夢次、江戸のテレクラでバイトする」)で、テレクラ(死語!)を照蔵屋(てるくらや)として、客同士に糸電話で話をさせるというのがあったのですが、今回は実際にあった献残屋という商売を通じて、違和感なくストーリーに組み込んでいたのは良かったと思います。ちなみに、冒頭のほのか嬢のくだりでのUSAダンスと多比岡(タピオカ)の小ネタもチェックしました。

     今回一番腹立たしかったのは、とても細かい話なので、恐縮なのですが林家正蔵さんが演じていた老中の”諏訪守忠悦(すわのもりただえつ)”という役名。Twitterで諏訪守(すわのかみ)と読むのかとか、西田敏行さんが”すわのかみ”と読んでしまったから訂正できなくなった等、憶測を呼んでいました。しかし新・後期では幕府要人に官職名をつけたことはないので、”すわのもり”と読ませたかったのは明らかです。ちなみに諏訪は国名ではないので、官職名に諏訪守(すわのかみ)はありませんが、下手をすればそれを知らないで役名をつけたのかと思われるようなおかしな名を何故付けたのでしょうか?2014でも老中に加門橋ノ介とつけた時も散々いいましたが、寺田敏雄さんの脚本では、そういう時代劇の常識を無視したようなところが多々あります。将軍家の遠縁の雉子島ほのかとか、大阪の庄屋綾小路ロクスケとかその辺りは何とかならないものなのでしょうか。ピンと来ないし、とても気持ちが悪いのです。

     エンディングにも出ていましたが、野際さんに続き、2012よりナレーションだった市原悦子さんがお亡くなりになられました。ここ十数年は「家政婦は見た」で有名ですが、「翔べ!必殺うら殺し」で仕事師としても出演されていたり、子供の頃、毎回見ていたアニメの「日本昔ばなし」の声優が印象的なだけに本当に残念です。心よりご冥福をお祈りいたします。

    以下、小ネタです。
    ・黄桜は過去のレギュラー放送で流れていたカッパのCMをほぼ昔のままで流してくれました。昔を知っている世代への密かなメッセージとして、気持ちは確かに頂きました。
    ・必殺が初めてというのは意外でしたが、やはり西田敏行さんの存在感は圧倒的なものがありました。基本、善がベースの人の悪役は素敵です。ただ仕事シーンの中途半端なコミカルはいらなかったかな。
    ・時代劇のロケ地巡りマニアとして一言。仁和寺の五重塔の脇に墓なんか建てちゃダメ!
    ・メルカリの手数料は確か10%だったと思いますが、3割3分にしてしまって怒られないのだろうか?
    ・アパホテルは最初から裏切ると思ってました。袴田さん、この間も時代劇でこんな役やってます。江幡高志さん的な小悪党がピッタリの悪役を目指してほしい。
    ・前回で退場した田口浩正さんの代わりに、松尾諭さん投入。似てるので紛らわしい。でも、似すぎててちょっと笑ってしまいました。

    今回も失礼を承知で色々と書かせて頂きましたが、結果的には、今年も楽しく拝見することが出来ました。石原監督を始め、松竹京都映画のスタッフの皆さん、ありがとうございました。来年もまた楽しみにしています。
    H31.3UP

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    テーマ:京都 - ジャンル:地域情報

    2019.03.17 | | Comments(0) | Trackback(0) | 【時】時代劇の話

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