【時】必殺仕事人2013拝見

カテゴリ【時】:時代劇の話
~時代劇の感想、雑感、ニュースを書いて行きます。



まずは、藤田御大の命日に必殺の新作を見ることが出来て感謝です。ネット上では色々な意見が書かれています。正直、昔からのファンからは批判的な意見が多いのは事実です。作品なのですから、批評・批判はどんどんした方がよいと思います。ただ、考えてほしいのは、新作が出来たから新たに批判ができるのです。水戸黄門も桃太郎侍も暴れん坊将軍もそうですが、終了後、長期間たってもこのように続いている作品があるでしょうか?必殺の灯があるから、意見を言い合って楽しむことができる、その影には石原監督を初め、多くのスタッフの努力があることを、特に最初から悪意を持って批判している方には考えて頂きたい。このあと、文章が下手なので箇条書きで感想を書いていきます。

一番最初に指摘したいのは、最初の仕事のシーンで、芸者に扮した坐坊を小五郎が平然と見逃そうとしたところ。ここには首を傾げてしまいます。仕事の現場を見られたら、原則始末するというのが鉄則のはずです。そこを簡単に逃がしてやろうとするとは、ちょっと唖然としてしまいます。基本、小五郎は名乗りを上げて仕事をしたり、大立ち回りをしたりと、仕事人の機密保持に対して無頓着です。ここまでするのなら、土壇場で自暴自棄になる癖があるとか理由をきちんとしたキャラ設定が欲しいですね。今回は、あの瞬間に小五郎が坐坊をご同業と見抜いてあの発言が出たと自分なりに解釈して納得しました。最後の親子の死体を並べてやるのもちょっと嫌ですね。2009の「鬼の末路」で「俺は頼まれてねえ」と母親を始末したのと同じ人だと思えない。

小五郎を八丁堀と呼ぶのが嫌だという意見も多く見ましたが、これは皆の感じ方なので、それぞれの思いがあると思います。若干、違和感はありましたが私は一向に構いません。そのうち慣れるでしょう。また慣れるまで、必殺が続いて欲しいです。そういえば、私もすっかり忘れていたのですが、前作から本町奉行所勤務ということになっていました。南町の八丁堀は永久欠番ということなのかもしれません。ちなみに、仕事人が集まる場を今回、詮議と呼んでいましたが、今までそう呼んでいたことあったでしょうか?シリーズに新たな用語が加わったのでしょうか?次回以降興味深いです。

今回の獅童さんの坐坊というキャラ設定は面白かった。単に助っ人というだけではなく、最後までどちらに転ぶかわからないというのも良かったです。ラストは仕事料を貰わずに仕事をしましたが、彼が仕事料を受け取らずに終わってしまったらどうしようかと正直焦りました。銭を貰ってこその仕事人、そうでなければただの人殺しという必殺の思想は当然のことながら継承されていたわけです。坐坊の女形姿は正直、厳しいかと思います。首が太すぎて、色っぽくは見えない。あそこは女形でなくて、何か別の設定でもよかったのではと個人的には思います。歌舞伎の女形よりは、激闘編で弐を演じた梅沢さんのような大衆演劇の女形、柔らかな女形の方が殺しに凄味が出て必殺には合うような気がします。

時代劇人生初の悪役を演じた里見御大も興味深く見させて頂きました。御大自ら、上賀茂神社のならの小川の水の中に入っていたのはちょっと感激しました。渡辺家の印籠の話がからんでくるのも水戸黄門、東映へのレスペクトなのでしょう。今回は物語の中で血が多用されていました。基本、時代劇では血を見せないというのがセオリーなような気がしますが、これは単に人の体から出る赤い血から、小宮山親子をつないでいる血、必殺、そして時代劇を次代に繋いでいく血というように制作側から何かメッセージも感じました。でもこれは私の考えすぎかもしれません。

ゲストについて、竹内力さん演じる玄幽はちょっとやり過ぎな気がしましたが、左さんの怪演は面白かったです。ただ、あの洋館(龍谷大学大宮キャンパス)は違和感がありました。市原さんのオープニングナレーションは良かったと思います。わかる人だけニヤリとさせる、必殺のこういう所好きです。お父上が偉大であるということでは勝之進に渡辺大さんは素晴らしいキャスティングだったと思います。

今回の匳の扱いは随分と中途半端でした。田中聖さんは今後、よい時代劇俳優になると思っているので、ちょっともったいないと思います。他の仕事が忙しくてスケジュール的に止むなくということなのでしょうか。仕事のシーンも中途半端だったし、あの現れ方も緊迫感を削ぐ形になってしまったのが残念です。緊迫感と言えば、坐坊とお菊の三番筋での対決ももう少し緊張感が欲しかった。和久井さんにお菊はあっていると思うし、今回はお菊の見せ場はあそこだと思うのでちょっと物足りなかったです。

それでは次回の必殺にも期待したいと思います。キャスト、スタッフの皆様ありがとうございました。ネット上では次の悪役はマツケンかと言ってる人がいて思わず笑ってしまいました。

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2013.02.19 | | Comments(0) | Trackback(0) | 【時】時代劇の話

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