【番】知られざる物語 京都1200年の旅「古都に息づく空海伝説」

カテゴリ【番】:京都の番組
~京都がテーマの番組の紹介、感想です。



BS朝日で放送されている京都の伝統文化、自然、寺社などを紹介しながら1200年の歴史をひもといて行く知的エンターテイメント番組。お茶の間にいながら京都に行った気分になれる貴重な番組。京都を思わせるようなゆったりかつ重厚なテーマ曲や升毅さんの柔らかなナレーションも魅力です。録画したDVDを見ながら眠ると幸せな気分で眠れます。そんな素敵な番組を紹介していきます。必ず再放送もあります。


平安時代、遣唐使として中国に渡り、密教を学んだ「弘法太師 空海(こうぼうだいし くうかい)」。その後、真言宗を開き、たくさんの人々を導きました。さらに、雨を降らせ、病を治すなど、人間の力を超えた不思議な伝説も残ります。今回は、京都に残る空海ゆかりの地で、そんな神秘的な物語を訪ねます。(番組HPより)


東寺五重塔・外から_H25.03.17撮影
東寺五重塔・外から_H25.03.17撮影

この番組の初回放送「東寺に隠された 空海の法力伝説」でも取り上げられた空海をテーマに番組が進行していきます。まずは、空海と言えば、言わずもがなの東寺から、文化部長の三浦文良さんの案内で東寺を紹介。国宝の金堂、この場所のうす暗いさと匂いというか空気、私は大好きです。東寺に行くと必ず入ってしまいます。次は同じく国宝の五重塔、日本で一番高い木造建築55mというのは京都検定で勉強済みです。先日、特別公開で内部を拝観しましたが、心柱を大日如来になぞらえて仏像を配置、塔自体が立体曼陀羅と言う世界観には奥が深さを感じます。重要文化財の講堂、内部は所狭しと仏像が並んだ羯磨曼荼羅という立体曼陀羅が表現されていて壮観で神々しいな光景です。もしかしたら空海はフィギュア好き?だったのかもしれないなと不謹慎なことを考えてしまいました。三浦さんの、仏像を美術品や文化財として見るのではなく、自分の心の中の姿として見ればという言葉には、思わず先ほどの考えを反省してしまいました。国宝御影堂は空海の住まいに建てられたお堂で14世紀のもの、中に安置されている同じく国宝の弘法大師坐像はするどい眼差しで見るものを見つめます。

不動堂明王院は東寺の鬼門に当たる方角に空海が霊石を見つけて、その石で仏像を作り井戸の中に像を納めた寺。木枠で封印された井戸の中に秘仏の不動明王が安置されています。現在の建物は、応仁の乱後に井戸を中心に造り直されたもの。

神護寺は遣唐使から帰国後14年間、空海がかつて修行をしていた、空海の足跡が数多く残る場所です。金堂前の私の好きなあの石段も出てきました。空海の庇護者であった嵯峨御所(大覚寺)に居る嵯峨天皇にすぐ面会できるよう、この場所を選んだそうです。灌頂歴名という文書は空海の直筆、松也さんのおっしゃる通り、間違いは塗りつぶしてあったりするところがリアルで親近感が湧きます。この文書には初めは仲が良かった最澄の名が先頭に登場します。

高山寺は、元々は神護寺の別院で空海が日本で初めて作った漢字辞典が残っています。印刷の無い時代に1万数千字もの文字を取り上げた、こういう所に空海の超人性を感じます。

神光院は42歳の空海が90日の修行を行った場所 空海自身が本尊で目の病にご利益があるそうです。民衆の漢方薬で治療をした空海は医者でもあったということでしょう。

泉涌寺の塔頭でもある今熊野観音寺は子守りをしている珍しい大師の像があります。弘法大師像は色々なところで拝見しますが、日本で最も像が多いのは空海ではないでしょうか。この寺は東寺を任されてから数年後に開いた寺で空海が錫杖で突いた所から水が涌き出たという五智水が今なおあります。讃岐の満濃池を初め、各地に水に関する伝説が残る空海は、唐で水の技術を学んで持ち帰っていたのではという説には確かに頷けます。同じく泉涌寺の塔頭の来迎院、ここにも、空海の独鈷水の伝説が残っています。

仏教者、学者、書道家、土木技術者、医者であり、教育者でもあった空海は、西洋のダヴィンチのような人物だったのでしょう。

ラストの猿之助さんの文字は「密」。この文字は様々なものが詰め込まれてきらきらと輝いているさまを現わしているそうです。それはまさに空海のためのような文字。その空海が広めたのが密教というのは不思議な一致に思えます。かつては宗教者は科学者で最先端の知識を持っていた、まさに空海はそれに最適な才能を持った人物だったのでしょう。

番組HPはこちら
再放送はBS朝日 6/11 22:00~

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2013.05.31 | | Comments(2) | Trackback(0) | 【番】京都の番組・映画

コメント

ガメラ3

撮影場所は、東本願寺の塀と五重塔の合成ですが、映画「ガメラ3/《邪神》イリス覚醒」で、怪獣イリスが降下したのが、この東寺ですね。

以下のサイトで詳細に検証されてますよ。

『ガメラ3-邪神覚醒-』京都ロケ地探訪

http://www3.famille.ne.jp/~manriki/location.html

2013-06-01 土 01:53:16 | URL | 都の商売人 #- [ 編集]

Re: ガメラ3

コメントありがとうございます。ゴモラの大阪城は知ってますが、
他の怪獣映画に京都が使われていたのは知りませんでした。
よく考えたら、あれだけ太秦にスタジオがあったのだから当然ですね。
怪獣映画からのアプローチも興味深いです。

2013-06-02 日 02:40:14 | URL | SOULKYOTO #- [ 編集]

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