【検】大豊神社の狛鼠
【検】:チャレンジ!!京都検定
~試験直前に読んだら受かったりなんかして。

大国社と狛鼠 H25.08.16撮影
Q.大豊神社の○○は、大国主命を助けたという故事にちなみ、大国社の前に狛犬の代わりに鎮座している。
A.狛鼠
哲学の道を大豊橋から山側に入ると大豊神社の参道に入ります。大豊神社の本殿右脇の末社・大国社の前に建つのは狛犬ならぬ狛鼠。鼠といっても侮るなかれ、狛犬同様、きちんと阿吽の形態をとっています。大豊神社の狛鼠は古事記によると、大国主命がスサノオノミコトから野原で火攻めにされた際、鼠の助言により、地下の穴に隠れ、火をやり過ごしたという故事によります。この大国社があることから、大豊神社は、哲学の道のねずみの社ともよばれ、子(ねずみ)年には多くの参拝者を集めるそう。大豊神社自体の祭神は、少彦名命、応神天皇、菅原道真で、当初は背後の椿ヶ峰にあったことから、椿ヶ峰天神とよばれていました。

向かって右の狛鼠 H25.08.16撮影
こちらの鼠は巻物を手にして立っていますが、この巻物は学問を表し、学問成就を意味しているとか。後ろには狛鼠の絵馬がかかります。出っ歯の前歯が何とも愛らしい姿です。

向かって左の狛鼠 H25.08.16撮影
こちらは大きな水の器を抱えていて縁結び・安産・子育てを意味しているそうです。二匹のねずみで男女の出会いから、2人の間に生まれた子供の学問が成就するという繋がった御利益があるという説明を、2014年2月に放送された、BS朝日の京都1200年の歴史「神を守る動物たち」で宮司さんがされていました。この鼠については、ネット上で諸説書かれていたので、何が正しいのかと思っていたのですが、宮司さんの説明なら間違いありません。いずれの鼠も台座には昭和44年の銘があり、実はそれほど古いものではないというのが少し意外ですが・・・なお、京都検定の公式テキストにはありませんが、大豊神社では他の末社に、狛鳶、狛猿、狛狐が鎮座しています。(続きは【動】子供と遊ぶ大豊神社の動物園で)
H26.03 加筆訂正
大豊神社
京都市左京区鹿ケ谷宮ノ前町1(地図)
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2013.09.21 | | Comments(0) | Trackback(0) | 【検】チャレンジ!!京都検定
