【動】荒ぶる神とウサギ その1

カテゴリ:【動】京都の動物
~京都の街の動かない動物たち、つまりオブジェとしての動物を取り上げます。


岡崎神社_H25.10.13撮影
岡崎神社 H25.10.13撮影

今回は、岡崎神社のウサギをご紹介しようと思います。岡崎神社は黒谷・金戒光明寺の南、丸太町通りに面した神社です。平安遷都の際、王城鎮護の為に都の東西南北の四方に配置された神社の一つであるため、別名を東天王社ともいいます。祭神はスサノオノミコトとその妻クシイナダヒメノミコト、そして二神の子供たちの神々とされています。

阿形の狛うさぎ_H26.02.09撮影
阿形の狛うさぎ H26.02.09撮影

天照大神が天岩戸に隠れる原因となった、スサノオの高天原での蛮行から、彼はは荒ぶる神、凶暴との印象が強いのですが、三女五男と多くの子に恵まれたということもあり、子宝安産の神という全く別の一面も持っています。またかつてはこの地には野ウサギが多く、ウサギは多産ということから、岡崎神社ではウサギが神の使いとされました。今と違い出産が命がけであったことから、信仰の対象になったのは自然なことと思います。かつては、黒谷の地にウサギが群れをなしていたとは、黒谷好きの私にとっては興味深い話です。

吽行の狛ウサギ_H26.02.09撮影
吽行の狛ウサギ H26.02.09撮影

現代では岡崎神社はウサギの神社として知られていますが、境内はまさにウサギ尽くしになっていて、こちらは本殿向かって右側の阿行の狛ウサギです。向かって左側は吽行の狛ウサギ。狛犬と同じく阿吽の狛ウサギが揃っています。優しげな白い姿に赤い目が印象的です。石造りですが、ウサギの柔らかいフワフワ感ががよく表現されていると思います。こちらのウサギがメスで阿行のウサギがオスだとのこと。頭をなでることで夫婦和合・縁結びのご利益があるとか。

狛犬の台座に彫られたウサギ_H26.04.06撮影
狛犬の台座に彫られたウサギ H26.04.06撮影

本殿前の石段の下には、普通の対の狛犬が置かれています。が、よく見ると狛犬が蹴鞠に足を乗せた部分の下の台座にも、並みの上を跳ねるように飛ぶ、躍動感の有るウサギが彫られています。因幡のシロウサギの話がモチーフでしょうか?
後ろを振り返る姿がちょっとずるそうに見えます。そういえば、ウサギとカメの話もあるように、昔話の上では、ウサギは損な役回りのこともありますね。

狛犬の台座に彫られたウサギ_H26.04.06撮影
狛犬の台座に彫られたウサギ H26.04.06撮影

反対側の狛犬の台座には、雲がかかる月とウサギの餅つきが描かれています。実は何回か岡崎神社を取材の為、訪れましたが、狛犬の台座に彫られたウサギは、BS朝日の「京都1200年の旅」で知りました。

ウサギの提灯_H26.10.13撮影
ウサギの提灯 H26.10.13撮影

冒頭の写真の鳥居の前にも、ウサギの図案が施された提灯がありましたが、本殿に掲げられた提灯にもウサギが描かれています。

招きウサギ_H26.02.09撮影
招きウサギ H26.02.09撮影

本殿の上には金運と縁結びの招きウサギが置かれていました。結婚にも子育てにもお金がかかりますから金運招きウサギもというのも面白いですね。次回も、岡崎神社のウサギの話、続きます。
岡崎神社:京都市左京区岡崎東天王町51番地(地図)

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2014.05.07 | | Comments(0) | Trackback(0) | 【動】京都の動物

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