【祇】日中の先祭山鉾と屏風祭を巡る~長刀鉾その2

カテゴリ【祇】:祇園祭
~京の夏を彩る華やかな祇園祭の風景を、色々な目線でお届けします。


見送「雲龍波濤文様」綴錦_H26.07.16撮影
見送「雲龍波濤文様」綴錦 H26.07.16撮影

鉾に搭乗するには、長刀鉾保存会の2階から入りますが、2階では貴重な長刀鉾に関する懸装品や資料が展示されています。こちらは鉾の後部を飾る見送で「雲龍波濤文様」綴錦です。天保8(1837)年に作成されたものを展示しており、現在、鉾に用いられているのは、平成17(2005)年に復元新調されたものです。

長刀鉾の稚児_H26.07.16撮影
長刀鉾の稚児 H26.07.16撮影

稚児の写真が飾られています。こちらは昨年の長刀鉾の御稚児さん。TV中継で見た覚えがあります。鉾の中でも、生身の人間の稚児が乗るのは、唯一長刀鉾だけ。山鉾巡行の際、長刀鉾の稚児が四条麩屋町で行う注連縄切りは、辻回しとともに、祇園祭の見せ場の一つです。稚児と言っても侮るなかれ、祇園祭の間は、八坂神社から十万石大名クラスの正五位少将の位を授かっています。稚児をするには、非常にお金がかかるので京都市内の資産家のご子息が選ばれるとか。そのため親子や兄弟で稚児経験者という方も多いそうです。

祇園祭のポスター_H26.07.16撮影
祇園祭のポスター H26.07.16撮影

今年の祇園祭のポスターです。稚児が強力(ごうりき)とよばれる男性に抱きかかえられています。7/3の八坂神社への稚児社参で位を頂くと、それ以降は稚児は公式には地面の上を歩かず、日常生活一切、女性の手を借りないという、精進潔斎の生活に入ります。母親でさえ一緒に生活できないそうで、注連縄切り後には、稚児の母親のインタビューが行われ、毎年、離れて暮らしたことが話題になるようです。

長刀鉾の鉾頭_H26.07.16撮影
長刀鉾の鉾頭 H26.07.16撮影

この鉾が長刀鉾である由縁の大長刀も展示されています。作者は"和泉守藤原来金道"、製作年は延宝2(1674)年。長刀鉾の長刀が木製に変えられたのは、長刀が重すぎて鉾が不安定になるためと、こちらのHPでは説明されていました。

保存会の2階から_H26.07.26撮影
保存会の2階から H26.07.26撮影

それでは早速、長刀鉾に搭乗して見ることにしました。2階から設置された渡り廊下を通って鉾に登ります。

鉾内から渡り廊下_H26.07.16撮影
鉾内から渡り廊下 H26.07.16撮影

渡り廊下を伝って、四条通りの歩道を横切る形で、鉾内に入ります。高い所がダメな方は少し怖いかもしれません。

稚児の見る風景_H26.07.16撮影
長刀鉾の先頭 H26.07.16撮影

鉾の内部は4畳半よりも狭い位です。ここに40人もの人が乗り込むというのが信じられない位です。まずは先頭へ言ってみました。提灯がかかっていて見えづらいですが、これが長刀鉾の稚児が見る風景です。

先頭部分_H26.07.16撮影
長刀鉾の先頭 H26.07.16撮影

おそらく、一番前の小さな椅子に介添えの方が座り、その前に稚児が立つのではないかと思われます。

長刀鉾上から四条通り_H26.07.16撮影
長刀鉾上から四条通り H26.07.16撮影

横には提灯が無いので四条通りを見下ろすことが出来ます。忙しなく行きかう車を上から見下ろすのは、ちょっと気持ちいですね。ちなみに稚児が高い位を持つのは、高い所から貴人を見下ろしても失礼にならないためという話もあるそうです。

天井部分_H26.07.16撮影
天井部分 H26.07.16撮影

深紅の鮮やかな天井には雲が描かれています。奥に見える点と線は星座です。本当はもっと中にいたかったのですが、本日中に全鉾回るスケジュールがあることと、内部が混み合っていたので止むなく下りることにしました。予習不足もありますが、内部の装飾品はまた次回のお楽しみです。(先程リンクしたページには、内部の丁寧な写真と説明が掲載されていて分かりやすいです。)

長刀鉾を後に・・・_H26.07.16撮影
長刀鉾を後に・・・ H26.07.16撮影

長刀鉾を後にして、次は東洞院通りを南に下り、保昌山(ほうしょうやま)へと向かいます。(続く)

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2014.07.29 | | Comments(0) | Trackback(0) | 【祇】祇園祭

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