【祇】日中の先祭山鉾と屏風祭を巡る~占出山その2

カテゴリ【祇】:祇園祭~京の夏を彩る華やかな祇園祭の風景を、色々な目線でお届けします。


ミニブログコーナー:一昨日のニュースで、今年の京都の紅葉はクリスマス位までずれ込むとか。温暖化恐るべしです。観光業の方はスケジュールが立てずらくて大変でしょうね。私は通天橋から見える紅葉が好きです。

前回の占出山の続きです。この山は、新羅征伐の出陣の様子をあらわす船鉾、凱旋の様子をあらわす大船鉾とともに、神功皇后を御祭神とする山になります。

占出山・懸装品_H26.07.16撮影
懸装品 H26.07.16撮影

展示されている前懸と胴掛は日本三景の綴錦で奥から、天の橋立、松島、宮島。その上に掲げられている水引は三十六歌仙の刺繍です。おそらくこちらは実際に巡行で使用される復元新調されたものと思われます。

占出山・懸装品_H26.07.16撮影
懸装品 H26.07.16撮影

天の橋立て側からも撮影させて頂きました。日本三景を身に纏い、華麗かつ雄大な雰囲気を持つ占出山です。

占出山・懸装品_H26.07.16撮影
懸装品 H26.07.16撮影

前懸の萌葱地新羅古鏡之図は和歌山にある隅田八幡宮の国宝・人物画像鏡を題材にしています。この鏡を新羅から神功皇后が持ち帰ったため、占出山の前懸の題材にされています。右は見送りの鳳凰牡丹円紋です。

占出山・懸装品_H26.07.16撮影
懸装品_H26.07.16撮影

胴掛の三韓人物満干潮図縁です。海の神から満珠と干珠の宝珠を受け、これにより満干潮を操って敵を悩ませたというエピソードが題材になっています。

占出山・幟_H26.07.16撮影
幟 H26.07.16撮影

巡行の際、先頭に立つ、おなじみの幟です。どの山鉾も統一されているので、巡行を拝見したことがなくても、これはすぐわかるはず。

占出山・懸装品_H26.07.16撮影
懸装品 H26.07.16撮影

ガラスに、人が映りこんでしまっていますが奥のガラス張りの部屋には同じく日本三景と三十六歌仙が展示されていました。確認することができませんでしたが、こちらの日本三景が1831(天保2)年製作のものでしょう。

占出山・国宝の御太刀_H26.07.16撮影
国宝の御太刀 H26.07.16撮影

同じくガラスの向こうには国宝の御太刀が展示されています。平安時代の名工・三条宗近の作。宗近の作品は現存するものが非常に少なく、貴重なものだそうです。この太刀は御神体に佩かせていたものでしょうか。

占出山・土蔵_H26.07.16撮影
土蔵 H26.07.16撮影

祭の期間外は、こちらの土蔵に占出山が保管されています。皆さん、手を合わせているのが印象的でした。

町会所内の舞台_H26.07.16撮影
町会所内の舞台 H26.07.16撮影

町会所内には舞台状になっている建物があります。こちらに御神体の神功皇后が安置されています。

占出山・御神体前_H26.07.16撮影
御神体前 H26.07.16撮影

舞台上では三人の浴衣姿の女性が授与品を販売していますが、御神体はこちらの奥になります。神功皇后は三韓征伐の際、腹帯を巻いて出征しましたが、征伐が終わるまで、なんと3年間も後に応神天皇となるお子様を宿していたそうです。

占出山・神功皇后の御神体_H26.07.16撮影
神功皇后の御神体 H26.07.16撮影

正面からは御神体の御顔が見えないようになっていますが、少しかがむと御顔を拝見することができました。髪を垂らした神功皇后の御神体には幾重にも腹帯が巻かれ、巡行後に安産のお守りとして妊婦に授与されます。安産のお礼に、公家の姫君たちが衣装を奉納したため、"占出さんは衣装持ち"と云われているそうです。

占出山・御神体を収納する箱_H26.07.16撮影
御神体を収納する箱 H26.07.16撮影

御神体を収納する木箱が置かれていましたが、この木箱がかなり大きく、御神体もそれだけ背が高いことが想像されます。今回は、展示品も多く、町会所もとても情緒深かった占出山でした。

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2014.09.25 | | Comments(2) | Trackback(0) | 【祇】祇園祭

コメント

自分は、7月14日に行きました

SOULKYOUTOさん、こんにちは。
久しぶりにコメントを書きます。

占出山には、今年は7月14日に行きました。
宵山は晴れましたが、この日は雨模様でした。

占出山は、お菓子目当てで行きます。
(今年は所持金の関係で買いませんでしたが)
小倉百人一首の水引もきれいですが、
自分は粽の売り子さんが歌う童歌も
お目当ての一つです。
夕方以降(小学校が終わった後)に
町内の小学生が駆り出されて
「チマキ買うてんか~」
の歌声が面白くてよくここでも粽を買います。
この歌は、他には鈴鹿山・八幡山・孟宗山・
他は函谷鉾くらいしかもう歌っていませんし……

2014-09-27 土 02:37:27 | URL | ぴのぴな #- [ 編集]

Re: 自分は、7月14日に行きました

お久しぶりです。コメントありがとうございます。
身内に不幸があったものでレスが遅くなって申し訳ございません。

私が回ったのは日中だったので、子供の声はみな音源からだったのですが
夕方以降に回れば、生の歌声が聴けるのですね。
来年は後祭の宵山に行こうと思っているのですが、その時は夜、気をつけて
回ってみようと思います。

京の道、今日の道にも、また遊びに伺いますね。
それでは。

2014-09-29 月 12:58:46 | URL | SOULKYOTO #- [ 編集]

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