【動】龍の伽藍~萬福寺その3

カテゴリ:【動】京都の動物~京都の街の動かない動物たち、つまりオブジェとしての動物を取り上げます。


ミニブログコーナー:随分と間が空いてしまいましたが、今回は萬福寺の龍の完結編です。実は前回訪問時、写真を撮り損ねてしまったため、再度訪問した次第です。東京からだとこういう、写真を取り損ねた時が結構歯がゆいです。あとは例えば、看板の色が何色だったかなどネットで調べてもわかりづらいことも同様ですね。ストリートビューなんかも駆使したりもしていますが。
萬福寺大雄寶殿(だいおうほうでん)_H26.12.05撮影
大雄寶殿(だいおうほうでん)へ延びる石畳 H26.12.05撮影

天王殿の後ろに控えるのは、萬福寺の本堂に当たる大雄寶殿です。龍の胴体である石畳は、そのまま一直線に大雄寶殿へ延びています。"大雄"は釈迦如来を意味し、萬福寺の本尊である釈迦如来が祀られているのです。

萬福寺石條(石畳)_H26.12.05撮影
大雄寶殿と天王殿を結ぶ石畳に交差する石畳 H26.12.05撮影(左側が大雄寶殿)

境内案内図をご覧頂ければよくわかりますが、大雄寶殿と天王殿を結ぶ直線の石畳には、直角に交差する石畳があり、その石畳には、さらに左右で直角に交差する石畳があります。私なりの解釈ですが、萬福寺全体を龍として考えると、これは龍の後足を表現しているようにも思えます。このように解釈すると、写真では正面奥が伽藍堂で、手前の石畳が右後足にあたります。

開山堂への石畳_H26.12.05撮影
開山堂への石畳 H26.12.05撮影

そのように考えると、先程通り過ぎてきた、三門と天王殿の間にあった開山堂へ向かう石畳は、龍の右前足にあたるのでしょうか?そうすると左前足が無い龍ということになってしまうのですが。

萬福寺_大雄寶殿蛇腹天井_H26.12.05撮影
大雄寶殿の蛇腹天井 H26.12.05撮影

大雄寶殿にまでやってきました。天井の垂木が弧を描き、龍の腹の中のように見える蛇腹天井です。これは黄檗宗の寺院に見られる独特の造りのため、蛇腹天井は黄檗天井とも云い、萬福寺では、法堂、開山堂でも黄檗天井が用いられています。

萬福寺斎堂の開梆(かいぱん)_H26.12.06撮影
斎堂の開梆(かいぱん) H26.12.06撮影

大雄寶殿と回廊でつながる斎堂には、巨大な木の魚が吊るされています。これは開梆といって、叩いて時間を知らせる法具で木魚の原型だそう。そのため、胴体の真ん中の叩かれる場所が削れています。口の珠は煩悩を表し、煩悩を吐きだそうとしている姿を表現しています。また魚は目をつむることが出来ないので、不眠不休で修業をすることを意味しているのです。萬福寺の龍の話題に戻すと、この魚は巨大な龍に呑まれた小魚のように見えます。

法堂への石畳_H26.12.05撮影
法堂への石畳 H26.12.05撮影

大雄寶殿の後ろには法堂があります。この石畳は龍の尻尾になると思いますが、こちらの石畳は今までと異なり、周りに細かな白い石と、さらにその外には直線の文様をつけらてた石が配置され、随分と上品な尻尾です。ちなみに禅寺では法堂の天井には龍が描かれていますが、萬福寺には描かれていません。それは、今まで見てきたように萬福寺自体が全体で龍を描いているからなのです。さて、参拝者が入れるのは法堂までなので、萬福寺の龍の話題はこれで。

   
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2015.02.16 | | Comments(0) | Trackback(0) | 【動】京都の動物

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