【飲】上七軒ビアガーデン事件顛末記~前編

カテゴリ【飲】:京都で呑む~さあ、今日はどこで呑もうか。木屋町、祇園、河原町。吉田類さんばりに京の酒場を探訪する、大人の魂京都です。


ミニブログコーナー:基本的に魂京都関連では、FC2ブログとtwitterを使っています。それ以外に、別途個人でFacebookをしていますが、そちらは基本的に今日書いたような下らない文章ばかりを書いています。今回と次回の魂京都はちょっと人格が変わったと思って勘弁してください。
上七軒ビアガーデン_H27.07.07撮影
上七軒ビアガーデン H27.07.07撮影

きっかけは、北野天満宮に向かう車内、タクシーの運転手との会話でした。
ドライバー)"お客さん、上七軒のビアガーデン行ったことあります?"
私)"いやぁ行きたいけど、予約取ってないから入れないでしょ。"
ドライバー)"いやいや、ダメもとで行ってみたら。入れたら儲けもんですわ。"
私)"いや、そうかなぁ。じゃあ時間があったらいってみます。"

知らない人のために一応、説明しておくと、京都の花街で芸妓さん、舞妓さんと遊ぶには、"一見さんお断り"の厳しいしきたりがある、お茶屋とよばれる店に上がらないといけません。しかし上七軒と宮川町では、夏の時期に花街主催でビヤガーデンが企画されていて、一般人でも気軽に、勤務中の芸舞妓さんとトークできるという素晴らしい企画があるのです。

北野天満宮でタクシーを降りて、そそくさと取材を済ませます。慌てて、東門から出て上七軒へ。そろそろ暗くなり始めるころで、京都最古の花街も火点し頃、呑むにはちょうどいい時間帯です。歌舞練場へは案内板が1か所だけでしたが、なんとなく道なりに、迷わずに辿り着くことができました。ちょうど歌舞練場の裏側の塀に行き当たると、そこには派手に沢山の提燈が吊るされ、三味線と唄が聞こえてきます。(CDですが) 初めて踏み込む夜の花街の雰囲気に押され、この時点で"俺、ちょっと無理かも"と軽く思いはじめました。

ぐるっと正面に回って受付へ。上七軒歌舞練場初参戦です。
私)"予約してないんですけど無理ですよね?"(内心、入れなければよいと思っていました。)
スタッフ)"屋外は本日予約で一杯なんですが、屋内なら宜しいですよ。"
私)"屋内で一人で呑む人、あんまりいないですよね。"(そうですね、あまりいませんねという答えを期待していました。)
スタッフ)"イヤ、いらっしゃいますよ"
私)"・・・・・"
自ら望んで飛び込んだ上七軒ですが、もう逃れることはできません。がっちり捕まってしまいました。(せっかく入れてくれたのにスタッフさんすみません。) 

いかにも、歌舞練場らしい廊下(橋みたいのがある)を歩いて通されたのは、建物内のテーブル席が複数あるレストラン風の大部屋でした。中で働いている人は、普通に制服を着た人ばかり、部屋も厨房とつながっている造作なので、これなら居酒屋とたいして変わりません。ちょっと安心しました。とりあえず2,000円のビールとお通しのセットを注文。屋内のお客はまだ私一人です。

私がいるテーブル席からは庭が見え、屋外席はどこかの会社の貸切らしく、人がたくさんいます。これだけならそこらの高級ビアガーデンと同じですが、ただ一つ違うのは、ガラス越し10mくらい先で、舞妓さん二人が立ってお客さんのお相手をしているのです。そういえば、ちょっと安心したせいで、忘れてました。ここは上七軒歌舞練場のビヤガーデンなのです!

私)"あっ、あっ、あっ~、手前にいるのは勝音さんだ!奥にいるのが勝奈さんだ!"(魂京都・心の声、プライバシー保護のため音声を変えています。)

ちなみに一つ言い訳をしておくと、私は別に舞妓ヲタとかではありません。実は京都の資料収集のため、ここ3年くらい、毎日テレビの番組は地上波、BSは全てチェックして、サスペンス以外の京都の番組は全て録画しているのです。(意外に結構、京都の番組あるんですよ。) で、当然月に少なくとも1~2本程度は、芸舞妓さんや花街にまつわる番組が放送されています。舞妓さんで出てくるのはなぜか殆どが、上七軒の舞妓の勝音さん、勝奈さん、たまに先輩芸妓の勝也さんが出てくるので、このお三方なら顔がわかるのは、私にとってしごく普通のことなのです。しょっちゅうテレビに出ているから、面識はないけど、上戸彩さんの顔がわかるのと同じレベルの話です。目の前によく知っている芸能人がいて、びっくりしている感じに近い。

そうこうしているうちに生ビールが届きました。お通しの3品が何だったかは、よく覚えていませんが、一つの長方形の皿にちょこちょこと3種類盛り付けてあります。これで2,000円はちょっと高いかなと思いましたが、ここはいつも飲んでいる学芸大学駅前のスナックではないのです。祗園よりも格上ともいわれる京都最古の花街、上七軒なのです。これで2,000円では安いくらいです。ああ、神様、あと2,000円くらい払ってもいいですか。いや払わせて下さい。心の中でそうお願いしました(嘘)

一人でチビチビ、生ビールを飲んでいました。借りてきた猫のように、おとなしく飲んでいました。たまたま通りすがりで入ってきただけさという涼しい顔をして飲んでいました。すると、私一人だった屋内席に、お客さんが入ってきました。渋い色の高そうな浴衣を着た50歳くらいの男性が、これまた浴衣を着た芸妓さんを3人くらい連れています。(芸妓さんが来ている浴衣は、白地に青い模様が入っている、お稽古とかでよく着ているあれ) 男性はいかにも会社社長といった風体で、恰幅もよさそう。そこそこビジュアルもいい。日焼けもしている。私はその男性を見て、一目でこの男は"西陣の帯屋の社長"に違いないと思いました。だって、芸妓さんを連れて"ご飯食べ"するなんて、堅気の人間のすることじゃありません。その上、連れているのは3人で、しかも一般女性でなく、芸妓さん。これが西陣の帯屋の社長で無くて、一体何でしょう。もし違うのなら東京から来たネオヒルズ族だろうか。もしそうなら泊っているのは、私の憧れの宿、星のや京都に違いない!

帯屋の社長が入ってきたことで、店内、いや屋内席の雰囲気が一変しました。
私) "こんなところで一人で飲んでるのなんて、舞妓ヲタと思われるやん!"(心の声)
舞妓ヲタを思われるのはどうしても避けねばなりません。この一杯を飲んですぐ出よう、そして四富会館の琥珀で飲もう、そう決心しました。(続く)

関連記事
スポンサーサイト

テーマ:京都 - ジャンル:地域情報

2015.07.23 | | Comments(0) | Trackback(0) | 【飲】京都で呑む

«  | HOME |  »

タイムライン

リンク


京都市 ブログランキングへ

にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 京都(市)情報へ
にほんブログ村

都の商売人様バナー
都の商売人様運営サイト
“空想の匣”

プロフィール

SOULKYOTO

Author:SOULKYOTO
東京生まれの東京育ち、でも魂は京都人
自称・勝手に京都観光大使

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

カテゴリ

カレンダー

05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR