【歩・過】東海道五十三次踏破・由比~その2

カテゴリ:【歩・過】京都まで歩く(日本橋~金谷)
~2010年からスタートして現在中断中の、東海道を日本橋から京都まで歩く企画の過去分です。ここでは日本橋~金谷までを取り上げます。文章もその当時に書いたものです。


2010年10月16日 由比一里塚からの続き

薩埵(さった)トンネル_H22.10.16撮影
薩埵(さった)トンネル H22.10.16撮影

12:04 東名が薩埵トンネルに入る所を通過。海沿いを走る東名が山に突き刺さっているようにも見える。今回は下を歩いているから見られないが、東名高速の上りに乗ったときは、トンネルを抜けて海が広がる東名高速で一二を争う風景の美しいところ(だと思う)。帰りの東名は退屈だが、ここはお楽しみスポット。

東海道線_H22.10.16撮影
東海道線 H22.10.16撮影

富士山は真後ろ。写真はうっすらになってしまったが、はっきり写真を写せる位置になってきた。富士を横目に歩いていたのが懐かしい。ところでこの辺りは東名高速と国道1号とJRがほぼ一緒に走っている。もし、ここでテロでも有った日には東西の大動脈が断たれてしまう。何かで読んだのだが、富士山が爆発して東名高速が使えなくなると、東西の物資の輸送ができなって一気に物流が滞ってしまい、経済が大打撃を受けるそうだ。ましてやJRの貨物輸送も出来なくなるのだから大問題だ。などとのどかな風景を見て歩きながら想像してみる。

駿河湾_H22.10.16撮影
駿河湾 H22.10.16撮影

12:10 防波堤に上がって海を見る。みんなここで海を見るらしく、防波堤に上るために足をかける棒が置いてある。

駿河健康ランド_H22.10.16撮影
駿河健康ランド H22.10.16撮影

12:30 新興津川橋の手前で裏道へ入る。バイパスなので道路を渡るのに一苦労。今日も天気が良く、着ていたパーカーを脱ぎTシャツに。Tシャツは汗が染みている。橋の向うには駿河健康ランドが見える。数年前まではこのホテルはすっと廃墟になっていた。

12:35 旧興津川橋を渡る。天気がいいせいか川の水が随分澄んでいるのが橋の上からでもわかる。興津は子供のころ、海水浴に泊まりがけで来ていた思い出がある。渡った所で少し休憩。

12:50 興津中町のローソンでトイレ休憩。

身延山道入口の碑_H22.10.16撮影
身延山道入口の碑 H22.10.16撮影

13:00 身延山道入口の石柱と大きな石柱がマンション脇に建てられている。身延山道は戦国期に武田信玄の駿河侵攻の軍道として整備されたのが始まり。身延山には日蓮宗総本山の久遠寺があり、江戸期には身延詣での街道として成立した。いずれにせよ、中世後期から、甲斐と駿河を結ぶ重要な道であったことに間違いない。

一里塚跡_H22.10.16撮影
一里塚跡 H22.10.16撮影

13:03 民家脇に小さな一里塚跡。小さくても跡がきちんと残されている、その気持ちが、街道を歩く者にとっては嬉しい。

13:06 興津駅前交差点を通過

興津宿公園_H22.10.16撮影
興津宿公園 H22.10.16撮影

13:12 興津宿の伝馬所が有った場所にある興津宿公園で休憩。この辺りが興津宿の有った場所。興津は東海道で17番目の宿場町で由比宿と江尻宿の間に位置する。また先程の身延山道の起点でもある重要な宿場であった。

興津宿のスタンプ_H22.10.16撮影
興津宿のスタンプ H22.10.16撮影

蒲原宿に続いて公園にスタンプ台を発見。若干、乾いていたがインクも備え付けてある。

旧屋号の表示_H22.10.16撮影
旧屋号の表示 H22.10.16撮影

ここからしばらく興津宿の跡を歩くわけだが、現在は商店街になっている。面白いのは、民家でも商店でもそれぞれ店の前に、宿場時代の屋号を掲げていることだ。

清見寺山門_H22.10.16撮影
清見寺山門 H22.10.16撮影

13:29 創建が白鳳時代という古刹、臨済宗妙心寺派の清見寺。徳川家康が少年時代、今川家への人質として預けられていたのもこの寺である。 東海道沿いにあるため、江戸時代には朝鮮通信使の接待もここで行われていた。今川氏や徳川氏の保護を受けていたこと、現在でもこの辺りが清見寺町と名付けられていることも、当時の繁栄ぶりを偲ばせる。山門を見る限り現在は巨刹という感じはしないが、面白いことに山門の向うをJRが走っている。敷地内に電車が走る寺というのも珍しい。それほど大きかったということか。

興津坐漁荘_H22.10.16撮影
興津坐漁荘(おきつざぎょそう) H22.10.16撮影

13:32 西園寺公望の別荘、興津坐漁荘。実際の坐漁荘は犬山市の明治村に移築されているそうで、ここはかつてあった場所に復元されたもの。西園寺公望は第12・14代内閣総理大臣を務め、戊辰戦争から太平洋戦争前まで生きた最後の元老でもある。

榊屋_H22.10.16撮影
榊屋 H22.10.16撮影

13:56 ずっと昼食場所を探していたがなかなか見つからず、ようやく、庵原橋バス停前の榊屋で昼休憩。自分は味噌カツ定食、大将(妻→現在離婚しています。:H27.10.01追記)は刺身定食を食べる。ちょっとだけ高めの和風レストランといった感じのなかなか感じのよい店。

井上侯爵の松_H22.10.16撮影
井上侯爵の松 H22.10.16撮影

店の前には井上侯爵の松と書かれた小さな松が植わっている。興津に別荘があり、侯爵であった井上馨の別荘にあったものだろう。

14:46 スタート。道路の表示は藤枝まで36km、浜松まで89km。今日は静岡を目標にしているが、次回は藤枝になるだろう。

無縁さんの碑_H22.10.16撮影
無縁さんの碑 H22.10.16撮影

15:04 辻町交差点で国道1号を外れる。交差点近くには、無縁さんの碑と書かれた白い石碑。この辺りは細井の松原と呼ばれていたが、東海道で倒れた旅人が葬られていたらしく、多量の人骨が出土したそうだ。松原自体は戦争中に油を絞るために伐採されてしまった。この先300m位から江尻宿に入る。

15:14 江尻東交差点。左折すれば清水駅。江尻宿はあまり宿場の名残は残っていないようだ。

稚児橋_H22.10.16撮影
稚児橋 H22.10.16撮影

15:27 稚児橋。稚児橋の由来は江戸時代、橋の渡り初めの際に、川から童子が現れたことに由来している。この童子が変じて稚児になり、その童子が河童であったとの伝承がある。そのため、橋の出入口4か所に可愛らしい河童のモニュメントが置かれている。近くには河童のこしかけ石と呼ばれる石もある。

15:49 ジュース休憩、10分程でトイレ休憩。二人とも次第に疲れが目立ってくる。

16:09 狐ヶ崎駅前通過。この駅は静岡鉄道静岡清水線。

草薙一里塚_H22.10.16撮影
草薙一里塚 H22.10.16撮影

16:21 43番目の草薙一里塚跡。一里塚の手前で県道407号線に合流している。車の通行量も多い幹線道路で南幹線と地図には書かれている。

草薙神社の鳥居_H22.10.16撮影
草薙神社の鳥居 H22.10.16撮影

16:33 静岡鉄道静岡清水線草薙駅手前で巨大な石の鳥居。草薙神社の鳥居。すぐそばにはJR東海道線の草薙駅もある。由比駅から4つ目の駅で静岡駅まではあと2駅。草薙駅前を通過してすぐ県道に並行する形で住宅街へ入る。

16:58 407号を横切って静鉄清水線県総合運動場駅前通過。

旧東海道記念碑_H22.10.16撮影
旧東海道記念碑 H22.10.16撮影

17:02 JR東海道線脇の旧東海道の記念碑で休憩。二人とも疲れきっている。地図だと遠回りをして橋を使い、東海道線を越えなければならないが、下をくぐる地下道が有ってほっとした。少しでも近道をしたい。

17:20 古庄交差点で国道1号へ。もう車もライトをつけて走行する時間。写真撮影もそろそろ厳しくなってくる。100m程で長沼交差点、再び一号からそれる。

長沼駅_H22.10.16撮影
長沼駅 H22.10.16撮影

17:24 静鉄清水線長沼駅。駅の向こうには“おかげさまでガンプラ30周年”と書かれたBANDAIの建物。ここはバンダイホビーセンターで、新たにガンプラを生産している工場とのこと。BANDAIのHPによると3億7000万個ものガンプラが今までに生産されている。私も中学生の頃、行列して買い、せっせと作ったものだ。

17:39 護国神社交差点で再度、国道1号へ入る。

柚木駅_H22.10.16撮影
柚木駅 H22.10.16撮影

17:44 柚木駅から1号をそれ、JR線の下をくぐる。フラッシュの使えない写真はもう不可能な状態。くぐったら立体交差している道路に上がり右折。

17:56 静鉄清水線春日町駅付近でJRの下をくぐって再度1号へ

18:04 100m程で1号を右折してすぐ左折して伝馬町通りへ。ようやく商店街のある明るい通りに出た。間もなく静岡駅だ。

18:12 大通りを越えて最後のトイレ休憩。途中、縁起物を販売している商店。来月は酉の市だ。

18:24 静岡銀行伝馬町支店のある交差点で終了。大将はあと2~3キロは歩けると強がっているが、二人ともフラフラだ。ここで左折して静岡駅へ向かう。駅前の回転すしで飲んで、最終の新幹線で帰宅。静岡から高速バスもあり、3時間ほどで3000円弱だったので次回、帰りは利用してみたい。
由比駅~静岡駅付近
時間:7時間18分(54時間41分)
歩行距離:23.5km(178.09km)

飲食代:14,680円
交通費:10,560円(自宅付近バス停~由比駅 由比駅~自由が丘駅 駅からタクシー 新幹線は往き新横浜~三島 帰りは静岡~新横浜)
その他:410円
合計:25,650円(累計:88,373円)
*飲食代は2人分、交通費は1人分

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2015.10.01 | | Comments(0) | Trackback(0) | 【歩・過】京都まで歩く(日本橋~金谷)

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