【飲】四富会館から○○会館へ・・・もう一つのディープ 後篇

カテゴリ【飲】:京都で呑む~さあ、今日はどこで呑もうか。木屋町、祇園、河原町。吉田類さんばりに京の酒場を探訪する、大人の魂京都です。


ミニブログコーナー:11月の京都行のコースがようやく出来上がって、同行する人のOKもとれました。新幹線は明日から取れるので、朝一で予約しにいかないと。そういえばツイッターで、東急ハーベスト、1泊2万と言いましたが、1万円程度の間違いでした。何かベランダに露天風呂があるすごい部屋らしいです。後日、コースをブログで発表します。
ここからが本題。うろ覚えですが、"たすく"で、このブログでも取り上げた京都の三大ディープ飲食街(烏丸七条のリド飲食街西院の折鶴会館四条富小路の四富会館)の話をしていたら、女性の常連さんが何と、まだもう一つディープなところがあるというのです。これは聞き逃せないと思い、詳しく聞いて見るとそこは○○木屋町の○○会館という建物だとのこと。何やらディープな店が沢山入っている飲食ビルだそう。酔っているので、忘れてはならじと手帳にメモをとりました。基本、これから書くのは半分悪口なので、場所を特定できそうなところは伏字にしましたが、地元の人ならすぐわかるかもしれません。

"たすく"を出ると、私はすでに千鳥足。回転寿司で生ビールジョッキ2杯、"たすく"でワインを8杯、私にしては結構飲んでいる方です。四条富小路から○分くらいかけて○○会館を探します。酔っているのも有って裏通りをフラフラ、大まかな場所しか聞かなかったので少し迷いましたが、客引き(実際は引かないけど、目で引いてる)をかわして、○○会館に辿り着きました。古ぼけたビルでいかにも昭和なたたずまいは、確かに見た目でディープな感じ。即、四大ディープ飲食街の一つに認定!

さてどの店に入るかなんですが、手帳にメモってある店は、オーナーがヤバい的な話だった(と思います)ので、何となく腰が引けて、二階に上がってすぐの所にある店に入ることにしました。店内は見えないので、ぼられるかもしれませんが、こうなったら酔った勢いです。ドアを開けるといきなり、正面、店の奥におっさんの背中が。なんとそのおっさんは、トイレのドアを開けたままおしっこしていたのでした。ファーストインパクト!いきなりかよと思ったら、そのおっさんはこの店のマスター。マスターは、たいして驚いた様子もなく、カウンターの中に戻ると普通に注文を聞いてきました。60代位な感じです。とりあえず、ビールを注文すると小瓶のビールが出てきたのですが、そのあと、マスターはカウンターの中で端っこに座って、何かノートの様なものをずっと見ています。このシチュエーションだと、普通は何か話しかけてきそうなんですが、マスターは沈黙しています。

私は基本的に知らない店で、絶対にこちらから先に話しかけません。だから旅行先ででなかなか知り合いができづらいのかもしれませんが、"こちらから先に話しかけたり、話しかけられたそうにしたら負け位のポリシー"を持ってます。(あくまでも先に話しかけないだけで、いったん話しかけて来たら、その後は楽しく会話するんですよ。)だから、私も沈黙継続中。この狭いスペースに人が二人いて、会話が無いというのは非常に気まずい空間です。マスターもきっと"この人何でこの店に来たんだろう"と考えているに違いありません。

沈黙しながらもずっと考えていたんですが(それしかすることないし)、このマスター、なんか違うんです。何が違うんだろうと考えていたら、どうも、そのマスターが一般的な酒場のマスターっぽくないのだ、ということに気づきました。バーのマスターというよりは古本屋の店番をしているオヤジという感じなのです。たまに古いレコード(CDかも)を交換する以外は、どうみてもバーのマスターという感じでは無い人がマスターをしているのが、この場に強烈な違和感を醸し出していることに気づきました。マスター、帽子はかぶってませんが、心に田中小実昌の帽子をかぶっていいるに違いありません。水商売にまったく興味がなさそうです。

あいかわらず、店内に沈黙が流れています。今考えると迷惑な話ですが、私はこのマスターに次第に腹が立ってきて、罰を与えようと考えました。神様でもないのに他人に罰を与えようという発想自体、狂ってますが(酔っているからね)、思いついたのは、絶対にこのマスターは、俺がこのビールを一杯飲んだら、この沈黙に耐えかねてすぐ帰るだろうと思っている。それならばあえてこの店に居続けてみようと。マスターを焦らせてやろう!

ビールを飲み干した私は、すかさず言いました。"焼酎、炭酸でわれますか?" "ナッツかなんか貰えます?"私はマスターがギョッとするのを期待していましたが、特にマスターは動じる様子もありません。すぐに手元に焼酎の炭酸割りとナッツが出てきました。そしてマスターはまたカウンターの隅に戻って何か見ています。再び流れる沈黙!"うわっ、ツワモノだ"逆に私の方が焦りました。私の方が罰を与えられている感じです。困った私は、キョロキョロするのも何なので、私の正面に貼ってあるスナップ写真のおっさん(たぶん常連だと思われる)のみを見つめることにしました。そうしていればマスターは"もしかしてお知り合いですか?"とか何とか話しかけてくるに違いない。気付くと何とかマスターに話しかけられようと努力している自分が・・・だんだん訳がわからなくなってきました。マスターは"この人何でこの店に来たんだろう"なんて全く考えてない。私に全く関心が無い!

そうこうしているうちに、京都大学の学生らしい四人組が入店してきました。その中の一人がマスターに○○の京都大学西部講堂ライブのレコードをリクエストして、あとは四人でしゃべってます。たまにレコードの感想を一人が言うくらい。そしてまたマスターは頼まれたものを作ると空気のように存在するという・・・

他のお客も入ってきたので、ようやく解放された気がして店を出ることが出来ました。お会計も2千円程度だったので、妥当な金額。大してオチもない話なんですが、しかし、何とも不思議な空間でした。次回はそんなに飲まないで行ってみようと思います。"あっ、こないだの"なんて絶対言わないだろうな。

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2015.10.23 | | Comments(0) | Trackback(0) | 【飲】京都で呑む

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