【飲】因縁のたかせ会館でリベンジ・中編

カテゴリ【飲】:京都で呑む~さあ、今日はどこで呑もうか。木屋町、祇園、河原町。吉田類さんばりに京の酒場を探訪する、大人の魂京都です。


ミニブログコーナー:昨日に引き続き、テキストだけが延々続くブログを展開していますが、ご勘弁を。司馬遼太郎先生同様、私の文章は余談が多いのが特徴なのです。
店内には"世情"が流れています。♪シュプレヒコールの波 通り過ぎてゆく 変わらない夢を 流れに求めて~♪ 私の頭の中には、3年B組金八先生 第2シリーズ"卒業式前の暴力・後編"の名シーンがフラッシュバック。もう30年以上、このシーンで泣き続けているので、私は最近、加藤優を演じた直江喜一を見るだけで泣いてしまうというパブロフの犬状態になっています。直江喜一本人が出演した昨年年末の"笑っては行けない~"のこのシーンのパロディでも泣いてしまう始末。ここはスナックですが、今、私の目の前には、確かに加藤優が降臨しているのです。金八全8シリーズは後にも先にもこの"卒業式前の暴力"のために存在しているのだ。第1シリーズはこの作品を生み出すために。第3~第8はそれを不動のものにするために。

少し、直江喜一について語りたいと思います。どこかのサイトで読んだのですが、金八は第1シリーズは当然のことながら、ヒットするかわからないので、集められた子役たちの中では、子役ながら既にベテランである鶴見慎吾と杉田かおるが皆をリードしていたそうです。第1の大ヒットを受けて製作された第2シリーズは、各事務所がそれぞれエース級の子役を送り込んできたそう。(その中でジャニーズ事務所が送り込んだのが、必殺仕事人3から西順之介を演じたひかる一平です。"僕は加藤君が好きだ") その中で日本のテレビドラマ史にここまでのインパクトを与えた、直江喜一の存在感がどれほどだったかは想像に難くありません。

私の敬愛する故・ナンシー関画伯が以前書かれていました、ツッパリ生徒が放送室に立てこもり、校長を監禁ということは、常識で考えるとどう考えても生徒側の分が悪いのですが、子供の時はまだしも、大人になってそれを見ても、やはりツッパリ生徒側の立場に立ってしまう、私が子供だった時の大人たちも、きっと同じ気持ちで見ていたのかもと思うと不思議な気持ちになります。ちなみに直江喜一は第1の第7話『学ラン長ラン大混ラン』で柳沢慎吾と共に楓中学の不良・佐々木役で出演しています。逆にその存在感が仇となり、直江喜一は"加藤優"という色が付きすぎてしまい、役者としては使い物にならなくなったということは皆さまご承知の通りです。

さらに、金八ネタで脱線するとシリーズの中で私が2番目に印象に残る生徒は、濱田岳が演じた7シリーズの狩野伸太郎。唯一金八に"私はあなたが嫌いでした。"と言わしめた、インパクトのあるキャラを見事に演じてくれました。ソーラン節のセンターで開演直後、緊張で動けなくなり、金八の"伸太郎!勝負だ"の言葉でカツを入れられたシーンは、私の大好きなシーンの一つです。今も"釣りバカ日誌"やってますが、あの子ホントにいい役者だと思います。鬼平の木村忠吾役、彼にやらせたらいいんじゃないかなぁ。必殺でも変わり種の仕事人なんかで十分行けると思うのですが・・・ 私が江本兄弟と共に注目している役者です。

閑話休題、気づくと私の頬には一筋の涙が伝っていました。 思わず我に返って、周囲にわからないように涙を拭いました。泣いてる場合じゃない!でも大丈夫、周りの人は気づいてない。ってか誰も"世情"聞いてなくておしゃべりに夢中、リクエストを勧めた店の子も何のコメントもなし。ふと見ると隣のカップルの女性が、そのまま次の曲をリクエストをしようとしています。せっかく考え抜いて"世情"を選曲したのに。ここは、皆で"みゆき愛"を熱く戦わせる場所じゃないのか。"みゆき論"を深める場所じゃないのか。私は心の底から沸々と怒りがこみあげてきました。こんなことなら、"バスルームから愛をこめて"とかリクエストしちゃうぞ!("おいおい、それは山下久美子だろ"と自分でツッコむ。)

私は頭の中で次のリクエストの選曲に入りました。もしかすると、"世情"は捻り過ぎだったのかもしれない。この空間にいる人間は、おしゃべりをしているように見せかけて、内心、このド素人がマニアぶりやがってと鼻で笑っているのかも。おしゃべりはカモフラージュだ。間違いない。負けないぞ、何とか奴らの心を鷲掴みにしたい。その時、私の脳裏にあるエピソードが思い出されました。

2011年2月13日 (日)、私は休日なのに早起きして、7時頃からテレビの前にいました。今度のスーパー戦隊は過去の戦隊にも変身出来るという噂を耳にして、ちょっと興味を持ったからでした。スーパー戦隊を見るのなんか30年ぶりです。どうせオタク向けの企画モノだろ、つまんなかったらすぐ寝よう、そんな軽い気持ちでした。

やがて始まったのは、海賊戦隊ゴーカイジャーという番組です。冒頭から宇宙帝国ザンギャックが投入した大艦隊の総攻撃にさらされている地球が映し出されています。それに対して立ち上がったのが、過去の34のスーパー戦隊。193人ものスーパー戦隊が繰り広げる戦闘シーンは圧巻そのもの。(これだけのスーツアクターを揃えるのにかなりの苦労があったとか)  しかしこれだけのスーパー戦隊の力をもってしてもザンギャックの大攻勢の前には苦戦を強いられます。そんな中、初代スーパー戦隊・秘密戦隊ゴレンジャーのリーダー、アカレンジャーが皆に向かって高らかに宣言するのです。"みんな、スーパー戦隊全ての力を結集して、地球を守るんだ!"えっ、聞き覚えのあるこの声は・・・ 何と実際にアカレンジャーを演じた誠直也さんが声優として出演しているのです。彼の声に私は心を鷲掴みにされました。この時、誠直也さんが出演しなかったら、きっと私は"大きいお友達"の世界に入ることは無かったでしょう。私にとって、2011年はスーパー戦隊元年、東映特撮元年なのです。私、今でもゴーカイジャーのオープニングテーマ、最後まで歌えないんですよ。カラオケで歌うと、感極まってしまって一番の途中で絶対泣いてしまう。

このあとすぐに東日本大震災があって、私も私の周囲も暗い雰囲気に包まれていました。20年個人で営業していた、ライブハウスのイベンターの仕事も廃業を余儀なくされましたが、それでも2011年はゴーカイジャーがあったからこそ、乗り切ることが出来ました。また同年の9月からは仮面ライダーフォーゼも始まり、私は小学生以来の特撮の世界に復帰しました。本当に幸せな一年でした。休日の早起きは苦手なので、ビデオで視聴はするのですが、現在でもリアルと同じ時間を楽しみたいので、極力CMは飛ばしません。(CMが新情報源となることもありますし。)親の飲み会についてきた幼稚園児と(僕は酒を、子供はジュースを)飲みながら、2時間近くスーパー戦隊を語り合ったこともあります。

追加戦士のゴーカイシルバーの詳細をいち早く入手したく、禁断の"てれびくん"を購入したのもこの時です。子供の頃、特撮物で、過去の怪人が複数で復活(復活した怪人は大抵戦闘員並みに弱いのがお約束)・追加戦士が入ってくる・敵の新しい幹部登場もしくは死亡、過去のヒーローが帰ってくるなどの時は、異常にテンションが上がったのを覚えています。これを、私は、仮面ライダー1号で初めて過去の怪人が復活した仮面ライダー第13話"トカゲロンと怪人大軍団"からトカゲロン心理と呼んでいます。大人になってからまたこの気持ちが味わえるのは、とても感慨深いものがあります。ゴーカイジャーの世界観で一番画期的なのは、今まで違った時間軸、次元で展開していたスーパー戦隊シリーズを、過去、地球を守り続けてきた34のスーパー戦隊という同じ時間軸、同じ次元に持ってきたことにあるんです。そのためストーリに不自然なねじれなく、過去の戦隊に自由にチェンジ可能、また同じ戦隊だけでなく、全員赤になるとかもできるのです。演者も過去のヒーローがかわるがわる登場するというサプライズが、ほぼ毎回あり、トカゲロン心理を毎週味わえるというテンション高まる1年間でした。

スーパー戦隊のことを考えながら、曲名リストをめくっていました。みゆきを聞きなれたこの人らには、逆に一般に知られたみゆきの方が耳に新しいかもしれない。一般的、ポピュラー、みんなが知ってる歌、歌謡曲・・・ やがてある曲を指さしながら、私はカウンターの中の女の子を呼びました。

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2015.12.03 | | Comments(0) | Trackback(0) | 【飲】京都で呑む

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