【飲】因縁のたかせ会館でリベンジ・後編

カテゴリ【飲】:京都で呑む~さあ、今日はどこで呑もうか。木屋町、祇園、河原町。吉田類さんばりに京の酒場を探訪する、大人の魂京都です。


ミニブログコーナー:くだらない文章に延々付き合ってくださった皆さん、本当に申し訳ありません。次回から通常営業にもどります。本当にすみませんでした。
『"黄砂に吹かれて"をお願いします。』 私は静かにリクエストしました。中島みゆきのポピュラーな曲なら"悪女"だと思うのですがそれだけではつまらないと思い、歌謡曲の要素を入れて、工藤静香に提供したこの曲を選曲しました。後から気づきましたが、スーパー戦隊がらみで選曲しただけあって、タイトルに色の要素が入っとるw

カウンターの女の子は、また手際よくCDを探し出して曲を流しました。中島みゆきの"黄砂に吹かれて"を聞くのは初めてでした。工藤静香に比べて、ミドルテンポのゆったりした曲です。思わず聞き入ってカウンターでエアドラムなんかしてしまいました。周りの反応はというと・・・誰も聞いていない、みんなと言っても2グループ計5人ですが、誰も曲なんか聞いていない。もちろんカウンターの子も。私は愕然としました。苦労して選択した曲が2曲ともスルーされたのです。2連敗、もう負けられないと背水の陣の覚悟を決めました。無関心を装いつつ、みんな心の中で私のことを"このド素人が"と嘲笑っているに間違いありません。

これまでみゆき愛vs金八愛 みゆき愛vsスーパー戦隊愛で勝負してきたわけですが、音楽には音楽で勝負した方がいいのではないかということに気づきました。"そうだ。もしここがサザンしかかけない店だったら、何をリクエストするのか考えればいいんだ!"よく昔のスポ根モノで、落ち葉とかが落ちるのを見て、魔球を編み出す的な発想です。ニュートンのリンゴだ。当たり前のことに気づいていなかった。みゆき愛vsサザン愛で行こう!

私とサザンの付き合いは長いのです。必殺よりも長い。同級生の青木君にYMOのダビングを頼み、テープの空きスペースに"Tiny Bubbles"を入れて貰ったファーストインパクトから35年。学生時代は桑田の思想を全て理解しているつもりで聴いていました。中3の時、心酔して正座してテレビを見ていて、親に本気で心配されました。高校の時、ジョンレノンの追悼曲"Dear John"を聞き、桑田のジョンに対する感情が一気に脳内に流れ込み、桑田に憑依されました。ちなみに私が桑田というのはそれだけで敬称が含まれています。大学時代、耳コピしかできないのに、サザンと共演することを本気で考えてました。社会人になって、夏だサザンだ的な聴き方をしている人と一緒にされたくなくて、サザンが好きなことを隠していたこともありました。そんなことをしている間に、サザンはどんどん大きくなって普通にチケットをとれるバンドじゃなくなっちゃいました。僕の文章の師は故ナンシー関画伯ですが、唯一、サザンは邪道という点だけは受け入れることができません。社会人になって数年サザンから離れた時期があってようやくテションを落とすことができ、その頃から少しづつカラオケでもサザンを楽しめるようになって、最近は普通にスナックでも歌えるようになっています。近年、桑田のソロのライブに行こうかとも思いましたが、ムクちゃん、ヒロシ、毛ガニ、原坊が演奏しているサザンじゃないとやっぱりダメなんです。(本当は大森さんも戻ってくれたらもっと嬉しいけど)

ライブには怖くてずっと行けませんでした。ただでさえ、好きなモノに対する感情の起伏が激しいのに目の前でサザンを見てしまったら、どうなるか自分でも自信が無かったからです。2008年のサザンの活動停止や桑田の病気もあり、もう見れないかもしれないと思っていたところの2013年の活動再開、ようやく神戸まで見に行きました。その日は元妻と一緒でしたが、朝からずっと目がウルウルしていました。初めてサザンに遭うプレッシャーで、楽しいどころかずっと憂鬱でした。ライブでのサザンの登場シーンは全く記憶がありません。1曲目は"海"(このツアーは1曲目が"YaYa"の会場もあり。念のため)でしたが、イントロで"あっ、海だ"と私がつぶやいたら、元妻が"あっ、この人泣いてる"と言っていたところから記憶があります。2014年の10年ぶりの年越しライブのしかも大晦日&31年振りの紅白出演に立ち会えた時はステージの真裏の席でしたが、目の前でメンバー全員を見れた時、"●#▽$\+/"のような声が出ました。声にならない声とはこういうものかとわかりました。前から2番目だったのでWOWOWの放送にも紅白の放送にも私、映ってます。幸運にもステージを降りる桑田とハイタッチした時は、その時は興奮だけでしたが、数日後、夜中に突然目が覚めて号泣するという不安定な精神状態になりました。

これで、みゆき愛に勝てるでしょうか。ちなみに俺、これ泣きながら書いてます。そういった意味も含めて、サザンで選曲をしてそれをみゆきに当てはめようと思いました。頭の中で候補に挙げたのは
・ライブの煽り曲に使われる"ボディ・スペシャル Ⅱ"のB面のインスト曲"ボディ・スペシャル I"
・カラオケでよく歌われる"Oh! クラウディア"のライブバージョン"、女神達への情歌"のB面
しかしいずれも狙っている感が強すぎます。おまけに間違って"ボディ・スペシャル Ⅱ、"Oh! クラウディア"の通常バージョンをかけられてしまうリスクもあります。それだと普通のサザンファンになってしまいます。従って却下。ちなみにB面とは昔の言い方で、今のカップリングのこと。悪しからず。

ここは一発、松田さんと毛ガニさんが参加していませんが、1982年発売の渋谷エッグマンでのライブアルバム、"嘉門雄三 & VICTOR WHEELS LIVE!"から"Reggae Man"とか。今、持ってる人すごく少ない、超貴重な音源ですが、私のアイフォンの中に入ってるんだよなぁ。"えっ、無いんですか?私、今持ってますけど、このスマホつないでみますぅ?"なんて。ダメだ、嫌み過ぎ。逆に反感を買うだけだ。

結局、サザンだったら"勝手にシンドバッド"のB面、"当たって砕けろ"にすることにしました。これを中島みゆきに当てはめると・・・デビュー曲のB面をスマホでわからないようにこっそり調べます。wikiで中島みゆきを調べると、デビュー曲は"アザミ嬢のララバイ"でそのB面は"さよなら さよなら"という曲でした。全く知りませんが、何食わぬ顔で、カウンターの中の女の子に『"さよなら さよなら"をお願いします。』と、ドキドキしながらリクエスト。心の中は俺、ドヤ顔です。"渋い選曲ですねぇ"とか言われちゃうのか。

ところが女の子は何も驚く様子もなく、"さよなら さよなら"をかけ、店内の様子も何も変わりません。デビュー曲のB面なんて普通、リクエストしないだろッ!何とか反応してくれ~ もうヤケクソです。女の子に『じゃあ、1周回って"慟哭"』というと女の子は初めて『1周回ってw』とクスリと笑いました。どうやら私がみゆきのことをよく知らないのに無理していたのは、とっくにばれていたようです。私は白旗をとうとう上げました。その後は"中島みゆきのオールナイトニッポン聞いてたんですよ~"とか一般人として普通にふるまいました。気が楽になって、イモのソーダ割り、5杯位飲んじゃいました。最初からそうしてればよかった・・・

追記:
そのあと、どこかへ出かけていたマスターが戻ってきました。店の女の子が"こちらの方、東京から。2回目だそうですよ。"といっても彼は僕のことを全く覚えていませんでした。こちらのお店には完敗です。

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2015.12.04 | | Comments(0) | Trackback(0) | 【飲】京都で呑む

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