【動】八坂庚申堂の申(さる)

カテゴリ:【動】京都の動物~京都の街の動かない動物たち、つまりオブジェとしての動物を取り上げます。


ミニブログコーナー:5/19から東京のスカイツリーでアニメの鬼平展があるので、早速行ってこようと思います。実は私、遠くから見たことは何度もありますが、スカイツリー自体初体験です。でも京都の人が京都タワー上ったことがないってのと同じかも。記事にできるようなら鬼平展、このブログで取り上げようと思います。
八坂通_H29.04.25撮影
八坂通 H29.04.25撮影

東大路通から八坂の塔へ向かう八坂通の坂道を"夢見坂"といいます。テレビの京都番組でよく見る風景。以前、私はこの通りで、夕映えに赤く染まる八坂の塔という、まさに奇跡のような一枚を撮影したことがあります。←自慢💦

くくり猿_H29.04.25撮影
くくり猿 H29.04.25撮影

この辺りで、どこの軒先にも吊るされているのが"くくり猿"というアイテムです。今回はくくり猿を中心に、京都の申をご紹介させて頂こうと思います。先日宣言しましたが、この企画、何回もブログにするといっては、時間が無くてできなかった"やるやる詐欺"の一つになっていたので、今回こそ。

くくり猿_H29.04.25撮影
くくり猿 H29.04.25撮影

赤一色だけではなく、このようにカラフルなものもあります。軒先にくくり猿が吊るされている風景は、まさに京都・東山を切り取る代表的なワンシーンです。5匹1組なのは、五猿=ご縁にかけていると何かで聞きました。

八坂庚申堂門前_H29.04.25撮影
八坂庚申堂門前 H29.04.25撮影

くくり猿の本家本元がこちらの八坂庚申堂。正式には大黒山金剛寺という、小さな天台宗の寺院です。八坂の塔のすぐそば、八坂通に面した朱色の門の所と言えば、何となくお分かりになるかもしれません。この日、門前の八重桜は今が盛りということもあり、この辺りは写真を撮る人でたいそう混みあっています。八坂通は清水への参道でもあるので、無人の状態で撮りたいなら、この時期は特に、早朝に来ないと無理です。

八坂庚申堂門前_H29.04.25撮影
八坂庚申堂門前 H29.04.25撮影

頑張って、ひと気が無い一瞬を狙ってみました。ちなみに八坂庚申堂は、日本三大庚申の一つとされています。庚申というのは、庚(かのえ)申(さる)の日に人間の中にいる三尺の虫が、寝ている間にその人のした悪事を天帝に告げ口しにいくため、徹夜をしてその虫を体の外に出さないという民間伝承です。とはいうものの、夜明かしで酒宴をしていたりと、娯楽の少ない昔の人には楽しい晩でもあったようです。

びんずるさんのお堂_H29.04.25撮影
びんずるさんのお堂 H29.04.25撮影

境内は狭いのですが、中央には、色とりどりのくくり猿が大量に取り付けられたお堂があります。先日テレビでインスタ映えする場所ということで取り上げられており、自撮りをする着物姿の女性の姿が絶えません。このカラフルさも、女性の心を惹きつけるのでしょう。知らない男性のグループに撮影を頼んでいる人もいます。ここで出会いがあったりもするのかも。

びんずるさんのお堂_H28.05.02撮影
びんずるさんのお堂 H28.05.02撮影(昨年撮影したもの)

このお堂に祀られているのは、十六羅漢の第一、賓頭盧尊者(びんずるそんじゃ)。各地の寺院で"おびんづるさま"、"びんずるさん"の名で親しまれています。撫でると病気が治るといわれる撫で仏です。場所によっては、皆が撫でるので、像がツルツルになっているところもあります。

びんずるさんのお堂_H29.04.25撮影
びんずるさんのお堂 H29.04.25撮影

この通り、お堂の裏側まで、くくり猿がびっしり取り付けられています。裏側からだと、屋根が無ければ一体何の建物かわからないほど。

くくり猿_H29.04.25撮影
くくり猿 H29.04.25撮影

奉納用のくくり猿は、境内の社務所で1つ五百円で販売されています。くくり猿の形は、猿が四肢を縛られた(くくられた)姿です。人間の欲望を猿に例えて、これを制御しなければならないことを意味しています。

くくり猿_H29.04.25撮影
くくり猿 H29.04.25撮影

欲を我慢する代わりに、願い事が一つ叶うのだそう。そのため、皆さん、くくり猿の瀬に願い事を書いているのです。中にはなかなかエッジの効いた願い事をしている人も・・・ある程度ましって(笑)→みうらじゅんさんのムカエマ的に

本堂のくくり猿_H29.04.25撮影
本堂のくくり猿 H29.04.25撮影

本堂正面にも、数えきれないほどのくくり猿が、こぼれるほどに取り付けられています。本堂には八坂庚申堂の本尊、青面金剛が祀られています。青面金剛の使いが猿なので、猿がくくられているというわけです。くくり猿の中には、八坂庚申堂の本尊、青面金剛の御札が入っているのだとか。

本堂のくくり猿_H29.04.25撮影
本堂のくくり猿 H29.04.25撮影

本堂の正面には、だいぶ年季が入ったくくり猿が集められています。庚申堂の周辺で見かけた赤い五連のくくり猿もありますね。正面には"見ざる聞かざる言わざる"の三猿の古い木像も。他にも猿はいないか探してみました。

提灯_H29.04.25撮影
提灯 H29.04.25撮影

くくり猿を知っていないとわかりませんが、本堂の奉納提灯の図柄がくくり猿になっています。

香炉の三猿_H29.04.25撮影

香炉の三猿_H29.04.25撮影

香炉の三猿_H29.04.25撮影
香炉の三猿 H29.04.25撮影

本堂の前の香炉を三猿が背負っていました。正面が"言わざる"です。小さな背中で健気に香炉を支えている姿は、何となく微笑ましいものがあります。

石灯篭の三猿_H29.04.25撮影

石灯篭の三猿_H29.04.25撮影

石灯篭の三猿_H29.04.25撮影
石灯篭の三猿 H29.04.25撮影

だいぶ摩耗していますが、びんずるさんのお堂の後ろの石灯籠にも、三方に三猿が彫られています。

屋根の三猿_H29.04.25撮影
屋根の三猿 H29.04.25撮影

まだありました。見上げてみると、屋根の上の鬼瓦の部分に三猿がいます。危うく見逃すところでした。私が見つけることのできた庚申堂の猿は以上でした。

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2017.05.19 | | Comments(0) | Trackback(0) | 【動】京都の動物

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