【石】東山・路傍の触れ仏 その1

カテゴリ:【石】京都の石仏~雨の日も風の日も京の街を山を水辺を護り続ける"いしぼとけ"達


ミニブログコーナー:2017年の"このミステリーがすごい!大賞"で優秀賞を受賞した"縁見屋の娘"を買ってきました。江戸後期の京都が舞台だそうです。まだ読み始めたばかりですが、最近、本をゆっくり読む時間が無かったので、久々に楽しい時間が過ごしたいと思います。
ねねの道_H24.11.10撮影
ねねの道 H24.11.10撮影

東山・高台寺の門前の西側にある"ねねの道"を中心に、東山の触れ仏という石仏たちがあったのを思い出しました。この写真は紅葉の頃のねねの道ですが、清水門前同様、東山ではいつも人で賑っている石畳みです。

春光院_H29.04.25撮影
春光院 H29.04.25撮影

ねねの道の南側の入り口にある、茅葺の門の寺を春光院といいます。北政所の甥の木下家定の嫡男、勝俊が創建した高台寺の塔頭寺院(通常は非公開)です。境内には、護身・得財・勝利のご利益があり、武士を中心に信仰された摩利支天を祀るお堂があります。

春光院の摩利支天_H29.04.25撮影
春光院の摩利支天 H29.04.25撮影

この門前にあるのが、摩利支天の触れ仏です。猪は今にも前足立ちの様子で、背に乗る摩利支天も後ろに少し傾いています。武門の神とは思えない、ふくよかで柔らかい表情が印象的です。

春光院の摩利支天_H29.04.25撮影
春光院の摩利支天 H29.04.25撮影

意図して作ったわけではないのでしょうが、ちょうど掌にお賽銭を置けるようになっているのが面白いですね。

三面大黒天_H29.04.25撮影
三面大黒天 H29.04.25撮影

ねねの道を北へ進むと、同じく高台寺の塔頭・圓徳院の三面大黒天。秀吉の守り本尊であった三面大黒天を祀っています。大黒天・毘沙門天・弁財天が合体した姿のため、三面の名が付けられました。こちらの境内には都路里の店舗があって、いつも混みあっているイメージがありますが、平日のせいか、この日は珍しく空いていました。

圓徳院の三面大黒天_H29.04.25撮影
圓徳院の三面大黒天 H29.04.25撮影

門の脇の壁をくりぬいたところに、黒い三面大黒天が置かれています。さすが秀吉が守り本尊にしただけあって、皆がご利益に与ろうとするのでしょう。三面ということがわからないほどに、見事にツルツル。顔と打出の小槌、太鼓腹は認識できます。

月真院_H29.04.25撮影
月真院 H29.04.25撮影

三面大黒天の斜向かいは同じく塔頭の月真院。初期の新選組から分派した伊東甲子太郎ら、御陵衛士(ごりょうえじ)の屯所が置かれた場所です。現在は通常非公開。

月真院の布袋_H29.04.25撮影
月眞院の布袋 H29.04.25撮影

門前に置かれた布袋様はミニサイズ、満面の笑顔で石の上にちょこんと座っているのが愛らしい。ちなみに東山の触れ仏のうち、七福神関連はこの三体になります。サイズや古さもまちまちなので、東山の触れ仏を構成するために作られたものではないようですね。

月真院の絵馬_H29.04.25撮影
月眞院の絵馬 H29.04.25撮影

ところでこちらは、門の中にお稲荷さんがあります。八角形の絵馬は縁結びの絵馬。近所にある創作いなりの店・美寧坂INARIとコラボしているそうで、縁結び"恋なりさん"セットというお稲荷さんのセットにこの絵馬が付いてくるそうです。(続く)

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2017.06.01 | | Comments(0) | Trackback(0) | 【石】京都の石仏

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