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【動】猿田彦神社の木彫り猿

カテゴリ:【動】京都の動物~京都の街の動かない動物たち、つまりオブジェとしての動物を取り上げます。


ミニブログコーナー:数年前から始まった花粉症がさらに悪化してきたのですが、花粉が少ないはずの雨の日でも症状がかわらない、というかさらにひどくなってくる。まだ検査結果は出ていないのですが、どうも寒暖差アレルギーらしいのです。その場合、アレルゲンがそもそもないので、体質改善するしかないみたいです。
三条通りから猿田彦神社_H29.06.27撮影
三条通りから猿田彦神社 H29.06.27撮影

嵐電天神川の駅から三条通りを東南に200m弱歩くと、天神川三条の交差点に行き当ります。さらに三条通りを50メートルほど進むと、赤い玉垣が見えてきました。

三条通りから猿田彦神社_H29.06.27撮影
三条通りから猿田彦神社 H29.06.27撮影

こちらが今回の目的地、猿田彦神社です。看板には"道ひらき 除災招福交通安全の神 庚申 猿田彦神社"と書かれています。"サルタヒコ"は天孫降臨により地上に下った瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)の道案内をした国津神の名前です。

猿田彦神社・鳥居_H29.06.27撮影
猿田彦神社・鳥居 H29.06.27撮影

正面の石鳥居の前に来ました。境内はそれほど広くありません。境内の一角は、十数台は置ける駐車場になっています。観光の匂いは全くせず、よくある町の鎮守様という風景なのですが、神社の由緒は古く、最澄が座禅をする洞窟を探していると猿田彦が現れ、この地を示したというエピソードが残っています。(現在の神社の場所は、それよりも少し移動しているそうです。)

猿田彦神社の石碑_H29.06.27撮影
猿田彦神社の石碑 H29.06.27撮影

猿田彦神社の銘の上に彫られているのは、抽象化した三猿の神紋ではないかと思われます。"サルタヒコ"は赤鼻の天狗のような容貌でそもそも猿とは関係なかったのですが、いつの頃からか"サル"が"申(さる)"に通じたことから、庚申信仰と結びつきました。

八坂庚申堂門前_H29.04.25撮影
八坂庚申堂門前 H29.04.25撮影

庚申信仰については当ブログの八坂庚申堂の記事をご参照下さい。こちらの猿田彦神社と以前に紹介した八坂庚申堂、粟田口の尊勝院は京都三庚申に数えられています。猿田彦神社は山ノ内という地域にあることから山之内庚申とも。


猿田彦神社・舞殿_H29.06.27撮影
猿田彦神社・舞殿 H29.06.27撮影

初庚申とありますが、初庚申は大体2月なので、立て札がそのままになっているのでしょう。ちなみに2017(平成29)年の初庚申は2月2日でした。初庚申で行われる護摩焚き神事は、多くの参拝者で賑わうそうです。

猿田彦神社・舞殿の白猿_H29.06.27撮影
舞殿の白猿 H29.06.27撮影

舞殿には御幣を持った白い木彫りの猿の写真が飾られていました。この木像、普段は非公開ですが、行事の際には、本物の木像が拝めるそうです。台風で倒れた御神木から作られたのだとか。

猿田彦神社・本殿_H29.06.27撮影
本殿 H29.06.27撮影

舞殿の奥に本殿があります。正面が猿田彦神社、向かって右に稲荷神社と秋葉大明神、左には大国主神社とその脇に石仏群があります。

猿田彦神社・猿の木像_H29.06.27撮影
猿の木像 H29.06.27撮影

今回ご紹介したいのは本殿の中、本殿に上る階段に置かれている猿の木像です。当然、本殿へ上がる扉は閉じられている為、格子の間から撮影しなければいけないので、スマホでの撮影が難しい・・・

猿田彦神社・猿の木像_H28.03.01撮影
猿の木像 H28.03.01撮影

こちらは以前に一眼レフで撮った写真です。御幣を持って遠くを見つめる猿は、そこはかとなく憂いを帯びていて、まるで誰かを待っているよう。本殿前の由緒書にもこの猿についての記載はないので、比較的新しいものと思われますが、この猿が私は大好きです。

猿田彦神社・三猿の石像_H29.06.27撮影
三猿の石像 H29.06.27撮影

本殿の囲みの中には、狛犬の前に三猿の石像が置かれています。

猿田彦神社・三猿の石碑_H29.06.27撮影
三猿の石碑_H29.06.27撮影

反対側の狛犬の前にも、三猿の石碑が二つ。大きい方の石碑の真ん中の"見ざる"の膝には、小猿が載っているように見えます。また右側の木箱、中が暗くて撮れないのですが、この中にも三猿の像が収められています。

猿田彦神社・庚申榎_H29.06.27撮影
庚申榎 H29.06.27撮影

本殿の前には、社殿の傘になっているかのような大きな榎があります。高さ20m、幹回り3mという非常に立派なものです。私の生まれ育った町にも、庚申の石碑の脇に大きな榎があったのを思い出しました。

猿田彦神社・庚申榎_H29.06.27撮影
庚申榎 H29.06.27撮影

榎と庚申の関係はよくわかりませんが、榎は葉がよく茂り日陰を作るため一里塚等によく植えられます。どちらも人が集まるところという共通点があるのでしょうか?(これはあくまで私の推測です・・・)

猿田彦神社・絵馬_H29.06.27撮影
猿田彦神社・絵馬 H29.06.27撮影

絵馬も三猿が題材になっていました。"言わざる"と"聞かざる"は居るのですが、真ん中の御幣を持った猿が"見ざる"になっていないのは何か意味があるのでしょうか?目ははっきり開いています。

猿田彦神社・猿の面_H29.06.27撮影
猿田彦神社・猿の面 H29.06.27撮影

こちらの授与品かどうかはわかりませんが、小さな猿の面も奉納されていました。

猿田彦神社・くくり猿_H29.06.27撮影
くくり猿_H29.06.27撮影

こちらは神社の婦人会の方々の手作りによるくくり猿です。招福・開運・除難のご利益があるのだとか。

授与品_H29.06.27撮影
授与品 H29.06.27撮影

授与品の中でも人気があるのは、盗難除けの左縄で、玄関や金庫、勝手口に吊るしておくそうです。こちらには社務所が無いようで、ここから東北東に600mの山王神社へお越しくださいとの説明書きがありました。ちなみに西院の春日神社のHPにこちらの猿田彦神社のページがあるので、大本は西院春日神社が管理しているようです。

H28.03.01,H29.06.27取材
猿田彦神社:京都市右京区山ノ内荒木町3(HP)

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2018.03.23 | | Comments(0) | Trackback(0) | 【動】京都の動物

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