【撮】嵯峨野・鳥居本八幡宮

カテゴリ:【撮】京都の時代劇ロケ地
~京都の時代劇ロケ地をメジャーからマイナーまで

鳥居本八幡宮舞殿_H17.04.10撮影
鳥居本八幡宮舞殿
H17.04.10撮影

清涼寺の裏手から愛宕に向かう途中にあるこの社は、誠に失礼ながら小さな社でまた観光地でもないため、一般の京都ガイドにはほとんど掲載はされることはない。しかし時代劇ファンにとってはなじみの深い隠れ家的な場所である。かつてはうっそうとした木立に覆われ、鎮守の森をもつ社として時代劇のロケに頻繁に使用されていた。平成15年位まではその姿を保っていたが、近年の周辺の開発により、木立ちも一部を残して切り開かれ、かつての雰囲気が失われてしまっているのが残念。

鳥居本八幡宮石段_H16.10.10撮影
鳥居本八幡宮石段
H16.10.10撮影

住宅の脇に立つ、木製の鳥居をくぐると小さな広場があり、その奥に石鳥居がある。そして鳥居の上の石段の上に冒頭の舞殿が静かに佇んでおり、舞殿の上が本殿になっている。時代劇では、舞殿付近や舞殿下の斜面を利用して立ち回りが行われることが多い。この社では何と白獅子仮面も立ち回りを行っている((1973年4月放送第2話“雨もないのにカラカサ小僧”)。また、ちょっとした近郊の風景や農村の社に模して撮影に利用されることもよくある。興味深いシーンとしては1999年放送の“雲霧仁左衛門”最終回第15話“最後の大仕事”では仁左衛門が17年の恨みを果たすべく、猟官資金1万両を運ぶ藤堂藩国家老八木重右衛門の行列を待つためにこもるお堂としてこの舞殿が使用されているが、舞殿の四方に壁を建て、舞殿をお堂に見立てている珍しいシーンである。実際に仁左衛門もこの壁に囲まれた舞殿の中に端座している。最近では2011年9月の鬼平スペシャル「盗賊婚礼」で盗賊が金を隠す社として舞殿周辺が立ち回りに利用された。

鳥居本八幡宮本殿_H18.05.07撮影
鳥居本八幡宮本殿
H18.05.07撮影

本殿の裏は山の斜面になっており、本殿は山の斜面を箱型に切り出し、その箱の中に本殿を配置した形式になっていて、本殿は土の壁に囲まれているようだ。本殿の裏山は、私有地になっていて、何かを栽培しているようで立ち入り禁止になっている。ここに神職の方は住んでないらしいが、ところどころ手入れや供物をしている跡があるため、どなたかが管理をされているのだろう。古びてはいるが、境内は非常に清潔で荒れているような雰囲気は全く無い。周辺が開発される以前は、この社だけが現世から隔絶されている感じで、ここを訪ねるといつもタイムスリップをしたような不思議な感覚に襲われていた。昼なお暗いという表現がよくあてはまる場所で、日の短い冬の夕暮れ時等は誰もが不安でいたたまれなくなってしまうような場所でもあった。
 
鳥居本八幡宮入口_H18.8.15撮影
鳥居本八幡宮入口
H18.8.15撮影

アクセスは清涼寺の東側から愛宕に向かう道路を600m程進むと、右手に住宅と寺に挟まれた鳥居が見える。坂道が少しつらいが、自転車で嵯峨野巡りをする際はコースに入れてみてはどうだろう。あまり知られていない場所なので時代劇好きな方には喜ばれると思う。この場所が少しでも長い間保たれることを切に願う。地図はこちら

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2012.12.01 | | Comments(0) | Trackback(0) | 【撮】京都の時代劇ロケ地

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